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コニシ Research Memo(3):営業利益は前年同期比では増益を確保、過去最高を記録

2020/1/7 15:03 FISCO
*15:03JST コニシ Research Memo(3):営業利益は前年同期比では増益を確保、過去最高を記録 ■業績動向 1. 2020年3月期第2四半期の業績概要 (1) 損益状況 コニシ<4956>の2020年3月期第2四半期の業績は、売上高65,196百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益3,060百万円(同6.7%増)、経常利益3,125百万円(同5.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,968百万円(同8.7%増)となり、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する四半期純利益はいずれも第2四半期としては過去最高となった。セグメント別では値上げ効果により主力のボンド事業は増益となったが、土木建設事業は子会社が低調であったことから減益となり、化成品事業も主に子会社の丸安産業が不振であったことから減益となった。 営業利益の増減要因を見ると、マイナス要因としては、販管費の増加393百万円(ボンド事業214百万円増、土木建設事業191百万円増、化成品事業41百万円増、調整額53百万円減)、工事会社及び化成品の利益率変動107百万円(土木建設事業113百万円減、化成品事業6百万円増)、工場経費の増加55百万円(ボンド事業48百万円、土木建設事業7百万円)等があった一方で、プラス要因としては、原材料価格の変動(低下)10百万円、販売価格の上昇326百万円(ボンド事業286百万円、土木建設事業39百万円)、売上増加による利益増412百万円(ボンド事業149百万円、土木建設事業258百万円、化成品事業は5百万円減)があり、結果として前年同期比で193百万円の増加となった。 (2) 財務状況 2020年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は前期末比で5,814百万円減少し69,191百万円となった。主に現金・預金の減少734百万円、受取手形・売掛金の減少5,658百万円、たな卸資産の増加318百万円による。固定資産は前期末比で622百万円増加し34,018百万円となったが、主に設備投資による有形固定資産の増加937百万円、のれんの償却による無形固定資産の減少55百万円、投資その他の資産の減少259百万円による。その結果、資産合計は103,209百万円(前期末比5,193百万円減)となった。 負債合計は、40,961百万円(同6,527百万円減)となったが、主に仕入債務の減少4,252百万円、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金の減少129百万円、長期借入金の減少186百万円、退職給付に係る負債の増加22百万円等による。また、純資産合計は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加1,497百万円、有価証券評価差額金の減少165百万円等から62,248百万円(同1,335百万円増)となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MH》
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接着剤メーカー最大手。1870年創業。工業用接着剤等のボンド事業のほか、工業薬品や合成樹脂等の化成品事業、工事事業等も。合成接着剤「ボンド」で知名度。新製品の市場導入などで新規開拓強化に取り組む。 記:2024/10/12