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FJK Research Memo(4):取扱品目の多さや、最新鋭の処理施設及び技術の導入等に強み

2019/10/4 15:34 FISCO
*15:34JST FJK Research Memo(4):取扱品目の多さや、最新鋭の処理施設及び技術の導入等に強み ■企業特徴 フジコー<2405>の特長及び強みは以下の7つに集約できる。 (a) 許可品目が多い 廃棄物処理の許可は品目ごとに必要となるが、同社は産業廃棄物21品目中11品目の許可※を得ている。廃棄物処理を委託する側は、許可品目の多い同社にまとめて依頼できる点で利便性が高く、同社の強みとなっている。また、民間では少ない一般廃棄物処分業の許可を取得している。 ※以前は13品目の許可を得ていたが、2017年2月の事業停止処分に際して2品目を自主返上した。現在、新規許可取得に向けて準備中(がれき類については2019年内の許可取得を予定)である。 (b) 取扱廃棄物の多様化 同社は建設系廃棄物からスタートしたが、建設業界の景気変動による影響を受けやすいことから、食品工場、製造業、飲食業など多様な廃棄物の受入拡大を進めるとともに、取引先の分散化を進めることで業績の安定を図っている。 (c) 創業時から社会的に意義のある事業活動 「住まいと環境を守る」を経営理念として、害虫駆除からリサイクル事業、自然エネルギーへの展開など、創業時から社会的貢献度の高い事業を展開してきた。 (d) 最新鋭の処理施設と技術を導入 破砕、焼却、バイオマス発電など、最新鋭の処理施設と技術の導入により、他社との差別化を図るとともに、その技術やノウハウを生かすことにより、新たな事業機会創出を可能としている。 (e) 食品リサイクル事業のパイオニア 同社は、首都圏の事業者の中で、最初に食品リサイクル事業へ参入したパイオニアである。市町村のゴミ処理施設という強力なライバルに比べて、料金がやや高い上に、ゴミの分別をしなければならないことから、当初数年間は廃棄物が集まらずに苦戦したものの、次第に環境意識の高まり等から取引先が増え始めている。 (f) 廃棄物処分業としてのバイオマス発電 廃棄物処分業者の中でバイオマス発電を手掛けている業者は少ない。発電施設を併設すると建設コストが倍以上かかるため、それが参入障壁となっている。同社の思い切った決断と着実に業績を伸ばしてきた遂行能力の高さが、今や重要な収益源となる事業にまで育ってきた要因と言えるだろう。 (g) 森林資源でのバイオマス発電及び電力小売り バイオマス発電のノウハウを生かして参入した森林発電事業についても、新たな収益ドライバーとして期待できるだけでなく、自然エネルギーの地産地消と雇用創出を実現する事業モデルとなっており、循環型経済社会の構築や地域経済の発展に貢献している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《SF》
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時価総額 2,706百万円
建設系産業廃棄物の破砕・焼却など中間処理が主体。白蟻防除や老朽家屋の解体等も手掛ける。電力小売事業は新規開拓推進。建設系リサイクル事業は好調。収集運搬事業は新規取引先が拡大。20.6期1Qは2桁増収増益。 記:2019/11/21