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USENNEX Research Memo(7):積極的な投資計画も潤沢なキャッシュフローで充当

2019/7/12 15:37 FISCO
*15:37JST USENNEX Research Memo(7):積極的な投資計画も潤沢なキャッシュフローで充当 ■USEN-NEXT HOLDINGS<9418>の中期経営計画 5. キャッシュフロー分析 投資計画は5年で500億円を予定している。主な投資は、店舗サービス事業では安定高収益事業の音楽配信事業が崩れないようにメンテナンス投資や放送チューナー、放送設備など、「NEXT for 2024」に合わせて業務用システム事業では機器や課金用ソフトウェアなど、コンテンツ配信事業ではユーザー数200万達成へ向けてソフトウェア開発やコンテンツ用サーバー、配信用サーバーなど——である。ほかに生産性向上を狙ったオフィス改革や統合のためのIT投資など全社で20億円、M&Aなど成長投資で150億円を想定している。成長投資はもちろん、シナジーのある技術を持つ会社やデジタルスタートアップ企業と取り組む考えである。 非常にざっくりしたキャッシュフロー計算になるが、以上から投資キャッシュアウトフローは毎期100億円程度とし、財務キャッシュアウトフローは銀行借入の返済及び配当金支払いで毎期40億円とした。営業キャッシュインフローは親会社株主に帰属する当期純利益に減価償却費とのれん償却費を戻し入れるのだが、親会社株主に帰属する当期純利益が2019年8月期30億円、2022年8月期45億円、2024年8月期65億円との同社見込み、のれん償却が毎期30億円、減価償却費は毎期70億円前後を想定した。この結果、営業キャッシュフローは2019年8月期120億円、2022年8月期150億円、2024年8月期170億円となることが試算される。2024年8月期のキャッシュフロー160億円のみ同社予想と異なるだけである。この結果、2024年8月期末の現金及び預金は200億円を超え、潤沢なキャッシュを背景に配当性向を30%へ引き上げる余地は小さくないと考えられる。もちろん、同社思惑どおり財務体質も好転していると思われる。尚、上述ののれん償却負担により非資金支出費用による利益押し下げ影響が大きいため、同社の企業価値を評価する指標として株価キャッシュフロー倍率が非常に有効な方法の1つとして考えられることを添えておきたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《ST》
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