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フェローテク Research Memo(5):半導体業界からの旺盛な需要が継続し、増収増益

2019/7/10 15:45 FISCO
*15:45JST フェローテク Research Memo(5):半導体業界からの旺盛な需要が継続し、増収増益 ■業績動向 1. 2019年3月期の業績概要 (1) 損益状況 フェローテックホールディングス<6890>の2019年3月期決算は、売上高が前期比1.2%減の89,478百万円、営業利益が同4.1%増の8,782百万円、経常利益が同12.6%増の8,060百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.3%増の2,845百万円となった。 主力の半導体等製造装置関連では、下半期になり設備投資(製造装置)関連は減速したが、消耗品関係は好調に推移したことから、セグメントとしては増収となった。電子デバイスでは、自動車の温調シート向けは減収基調となったが、パワー半導体基板が好調に推移したことからセグメントとしては増収となった。太陽電池関連は縮小中であることから大幅減収となった。その他では、受託作業(半導体製造装置等)が増加し、増収を確保した。 全体の売上総利益率は30.3%(前期は27.5%)と改善し、売上総利益額は27,137百万円(前期比8.9%増)と過去最高を更新した。事業の拡大に伴い販管費は前期比1,876百万円増(同11.4%増)となったが、主に試験研究費の増加1,009百万円、人件費の増加600百万円などによる。この結果、営業利益の伸びは4.1%となった。営業外については、持分法による投資利益の増加等により営業外収益が前期比で384百万円増加した一方で、為替差損の減少等により営業外費用は同172減少したことから、経常利益の増益率は営業利益より高くなった。また親会社株主に帰属する当期純利益は、主に太陽電池関連での減損損失(2,429百万円)を計上したことなどから6.3%増となった。 主に中国子会社での投資を中心に設備投資額は、35,953百万円(前期は12,300百万円)、減価償却費は5,755百万円(同4,188百万円)と高水準であった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《ST》
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時価総額 116,994百万円
真空シール、石英製品、セラミックス製品等の製造・販売を行う半導体等装置関連事業が主力。サーモモジュール、パワー半導体用基板等の電子デバイス事業も。デジタル化・自動化の推進などで生産効率の向上を図る。 記:2024/10/06