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フリービット Research Memo(6):中経「SiLK VISION 2020」の売上高を1年前倒しで達成

2019/7/10 15:16 FISCO
*15:16JST フリービット Research Memo(6):中経「SiLK VISION 2020」の売上高を1年前倒しで達成 ■中長期の成長戦略 1. 中期事業方針「SiLK VISION 2020」の見通し フリービット<3843>は2016年6月に4ヶ年の中期事業方針「SiLK VISION 2020」を発表し、2020年4月期に売上高500億円、営業利益50億円を目指している。グループ基本方針では生活革命とモバイル革命の2つを成長領域と定義する。生活革命の中では、ヘルステック事業にいち早く着手し、有望な事業としての基盤を確立しつつある。現在、先行投資を加速しているのが不動産テック事業、そして2018年に子会社化したアルクを母体とするエドテック事業である。「SiLK VISION 2020」の最終年度の営業利益目標5,000百万円に対して、2020年4月期の通期予想は4,000百万円であり、両者には開きがある。通期予想は“確実性の高いコミットメント”であり、中期経営計画は“ストレッチ目標”として達成を目指す位置付けである。不動産テック事業やヘルステック事業の想定以上の伸び、インフラテック事業でのコストダウン進捗、エドテック事業でのデジタルサービス化などが奏功すれば、中期経営計画の営業利益目標に近づくことになる。中期経営計画最終年度の追い込みに期待したい。 2. ベンチャー企業の発掘と育成 同社は、以前からベンチャー起業家を支援する取組みを重層的に行ってきた。その1つが同社グループ主催のビジネスコンテスト「freebit biz challenge COMPETE」である。このコンテストは、起業家マインドを持った高校生や大学生等の育成とそのビジネスプランの事業化支援が目的。ビジネスプランの審査・評価だけにとどまらず、起業や事業化に必要な知識や事業化の機会を提供する。毎年、プラチナ賞、ゴールド賞、シルバー賞の各受賞者には、事業準備金1,000万円+賞金50万円、賞金30万円、賞金10万円がそれぞれ贈られる。 また、同社の100%子会社であるフリービットインベストメントは、今後大きな成長が見込まれる事業に挑戦する創業間もないシード期のスタートアップ企業を中心に投資を行うベンチャーキャピタルである。資金提供のみではなく、グループ企業の顧客・技術・サービス基盤を活用することで、スタートアップ企業が目指すイノベーションの実現を促進する機能がある。投資先には、会議室やデスクのシェアを行う(株)スペイシーや深海探査に水中ドローンによる技術革新をもたらしている株式会社FullDepth(フルデプス)などがある。同社は様々な取り組みを通じて、次世代を担う起業家の育成と社会課題解決につながるビジネスの創出を支援している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫) 《ST》
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ISP向け事業支援サービスや個人向けモバイル通信関連サービス、インターネットマーケティング等を手掛ける。特許取得技術など独自技術が強み。アルプスアルパインと資本業務提携。27.4期営業利益80億円目標。 記:2024/08/23