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動物高度医療 Research Memo(7):動物医療業界の総合的企業を目指す

2019/7/8 15:57 FISCO
*15:57JST 動物高度医療 Research Memo(7):動物医療業界の総合的企業を目指す ■中長期成長戦略 日本動物高度医療センター<6039>の成長戦略には拠点の拡大、対外活動の強化、人材の確保・育成、新規事業の拡大を掲げている。 拠点の拡大に関しては、全国主要都市への施設展開を推進して紹介受入体制を強化する。2018年1月の東京病院開業で首都圏東部・北部からの紹介受入を強化した。2021年秋頃には大阪病院(仮称)の開業を計画(総投資額約17億円の計画で土地取得済み)している。その後は東名阪の拠点を中心に、連携病院数や紹介件数の増加を加速させる方針だ。なお大阪病院(仮称)開業によって大型の設備投資が完了し、その後の拠点展開に要する設備投資額はやや小型化する見込みだ。 対外活動の強化に関しては、学会発表やセミナー開催などの学術活動、地域の動物病院との連携を継続的に推進し、認知度向上を図ることで連携病院数や紹介件数の増加を加速させる方針だ。なお全国の小動物診療施設軒数に対する連携病院数の割合は2019年3月末時点で29.4%となった。このうち関東エリアでは東京病院稼働も寄与して約45%まで上昇しており、2019年度中には50%超に上昇する見込みだ。 人材の育成・確保に関しては、引き続き大学・専門学校・各種団体との関係強化や人脈形成に尽力し、採用活動を積極的に実施する。また卒後臨床研修制度を通じた獣医師育成も推進して拠点拡大に対応する。さらに動物看護師を国家資格化して人間医療と同様に採血や投薬などの医療行為を行えるようにする法案(愛玩動物看護師法案)が施行された場合には、看護師の積極活用も推進する方針だ。 新規事業に関しては、動物医療における診療以外の領域で、患者動物・飼い主・一次診療施設をサポートする新規事業の拡大を推進する。 新規事業の機器販売では2019年2月、ペット向けIoT健康管理ツール「プラスサイクル」をリリースした。スマートフォンのアプリと連動してペット(犬・猫)の日常の活動量を測定(ペットの「元気」を可視化)し、重症化する前にペットの異常を早期発見することが可能となる「ペット・テック」ツールである。当面はオンラインショップでの販売が中心となるが、活動量データをシェアすることで同社、飼い主、かかりつけの病院を結ぶコミュニケーションツールとして普及を促進し、動物病院経由や大手企業とのアライアンスによって売上拡大を図る。 こうした戦略の積極推進によって、動物医療業界の総合的企業を目指す方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SF》
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動物病院からの紹介を受けて犬・猫向けの高度医療サービスを行う。画像診断サービス等も手掛ける。二次診療サービスの初診数は6090件と増加。画像診断サービスは検査件数が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/22