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動物高度医療 Research Memo(5):2019年3月期は東京病院の通期稼働などで計画超の大幅増収増益

2019/7/8 15:55 FISCO
*15:55JST 動物高度医療 Research Memo(5):2019年3月期は東京病院の通期稼働などで計画超の大幅増収増益 ■業績動向 1. 2019年3月期連結業績の概要 日本動物高度医療センター<6039>の2019年3月期連結業績は、売上高が2018年3月期比13.5%増の2,563百万円、営業利益が41.9%増の397百万円、経常利益が53.7%増の404百万円、親会社株主帰属当期純利益が41.7%増の294百万円だった。計画(売上高2,560百万円、営業利益350百万円、経常利益350百万円、親会社株主帰属当期純利益285百万円)超の大幅増収増益だった。売上面では東京病院(2018年1月開業)通期稼働による首都圏東部・北部からの紹介受入強化などで初診件数が23.4%増加し、大幅増収となった。利益面では東京病院稼働に伴う人件費などのコスト増加を増収効果で吸収した。 売上高の内訳は同社の二次診療サービスが16.6%増の2,090百万円、子会社キャミックの画像診断サービスが1.5%増の473百万円で、売上構成比は同社の二次診療サービスが約82%(川崎本院が約48%、名古屋病院が約15%、東京病院が約18%、その他・物販が約0%)、子会社キャミックの画像診断サービスが約18%だった。 期末の連携病院数は2018年3月期末比2.6%増の3,525施設、全国の小動物診療施設軒数に対する連携病院数の割合は0.4ポイント上昇して29.4%となり、初診件数は23.4%増の6,032件、総診療件数は15.1%増の23,819件、手術件数は13.1%増の1,802件となった。子会社キャミックの検査件数は横ばいの5,237件だった。 利益面では、東京病院開業に伴って人件費・医療機器保守料・減価償却費などが増加したが、増収効果で吸収して大幅増益だった。売上総利益率は1.4ポイント上昇して36.0%、販管費比率は1.7ポイント低下して20.5%、売上高営業利益率は3.1ポイント上昇して15.5%となった。 自己資本比率が上昇、有利子負債依存度が低下 2. 財務概要 財務面で見ると、2019年3月期末の資産合計は2018年3月期末比155百万円増加の6,088百万円となった。主な増減は、売上増によって現預金が360百万円増加した一方で、有利子負債が276百万円減少した。 純資産は当期純利益の着実な積み上げによって300百万円増加の1,828百万円、自己資本比率は4.2ポイント上昇して30.0%となった。東京病院(2018年1月稼働)や大阪病院(2021年秋頃開業予定)という大型投資に伴い、有利子負債依存度は63.0%とやや高い状況だが、2018年3月期末では6.3ポイント低下した。 キャッシュ・フローについては、営業キャッシュ・フローが大幅増加した一方で、2019年3月期は大型投資がなく投資キャッシュ・フローが大幅縮小した。この結果、フリー・キャッシュ・フローが大幅増加した。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展) 《SF》
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犬・猫向け高度医療を専門に行う総合動物病院(二次診療施設)を展開。画像診断サービス、健康管理機器レンタル・販売サービスも。大阪病院の開院や既存病院の成長で初診件数は増加傾向。既存施設の診療能力増強図る。 記:2024/06/28