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学研HD Research Memo(1):教育分野と医療福祉分野の2つのエンジンで成長を実現する取り組みを推進

2019/7/8 15:01 FISCO
*15:01JST 学研HD Research Memo(1):教育分野と医療福祉分野の2つのエンジンで成長を実現する取り組みを推進 ■要約 学研ホールディングス<9470>は教育と医療福祉の総合サービス企業。“戦後の復興は教育をおいて他にない”との信念から創業し、教育誌『学習』・『科学』の学校直販から事業を拡大。現在は教育と医療・福祉の2つを事業ドメインとし、教育出版や学習塾運営、介護施設や保育施設の運営などの諸事業を展開している。 1. 2019年9月期第2四半期決算は、医療福祉分野の伸長により増収増益で着地 同社の2019年9月期第2四半期決算は、売上高72,835百万円(前年同期比26.8%増)、営業利益3,491百万円(同12.7%増)と増収増益で着地した。教育分野は全般に苦戦が目立ったが、医療福祉分野において、2018年9月に子会社化したメディカル・ケア・サービス(株)(以下、MCS)が想定以上に収益を伸ばし、全社ベースの業績成長をけん引した。 2. 現行中期経営計画『Gakken 2020』は“経営基盤の強化”をテーマに順調に進捗 同社は2019年9月期−2020年9月期の2ヶ年中期経営計画『Gakken2020』に取り組んでいる。今中期経営計画は経営基盤の強化が重点取組事項のひとつとなっている。事業戦略においては教育分野では、学研教室のビジネスモデル改革やEdTechへの投資、教育アライアンスネットワーク(NEA)の立ち上げなどに取り組んでいる。一方医療福祉分野では、MCSがグループインすることで、学研版地域包括ケアの実現に向けた着実な成果へと進みつつある。 3. 医療福祉分野がけん引して今通期も増収増益見通し。教育分野の事業構造改革に注目 今第2四半期の順調な進捗を受けて同社は、2019年9月期通期見通しを上方修正した。新しい予想は、売上高138,000百万円(前期比28.9%増)、営業利益4,200百万円(同15.0%増)となっている。事業セグメントごとには濃淡があり、教育分野(3事業セグメント合計)の営業利益は380百万円の下方修正となった。これを医療福祉分野の上方修正で吸収し、全社ベースでの上方修正につなげた。教育分野は、2020年度からの大幅な教育改革(小・中・高の学習指導要領の大幅改訂や大学入試制度改革)と従来から続く少子化という事業環境のもと、それに適応するための事業構造改革を進めており、まさに経営基盤強化の正念場に差し掛かっていると言える。今下期以降の進展に注目したい。 ■Key Points ・2ヶ年中期経営計画『Gakken 2020』で、“経営基盤の強化”に取り組む ・教育分野では2020年教育改革への対応に注力 ・医療福祉分野はサ高住、グループホームなどの各事業が順調に拡大基調を歩む (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《MH》
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児童書・学習書出版や塾・教室運営などの教育関連が柱。介護施設も。24.9期1QはDX投資継続で塾・教室の採算低下。だが語学・社会人教育が好調。介護施設の稼働率も堅調で増収・営業増益に。有証評価特損を計上。 記:2024/04/12