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ブイキューブ Research Memo(2):アジアNo.1を目指すWeb会議システムの国内リーディング・カンパニー

2019/6/10 15:12 FISCO
*15:12JST ブイキューブ Research Memo(2):アジアNo.1を目指すWeb会議システムの国内リーディング・カンパニー ■会社概要 1. 会社概要 ブイキューブ<3681>はビジュアルコミュニケーションツールの企画、開発、販売、運用、保守を手掛け、国内外の法人企業、教育機関、官公庁などのユーザーに対して主にクラウドベースでビジュアルコミュニケーションサービスを提供する。ビジュアルコミュニケーションの黎明期の2004年にWeb会議システムを自社開発し、改良を加えて、同市場へ参入。高品質でユーザー目線に立ったきめ細かなサービス、品ぞろえや24時間・365日のサポート体制などが評価され、Web会議「ASP(クラウド)型」及び「ASP(クラウド)型+SI(オンプレミス)型」市場において12年連続してシェアNo.1を獲得。主力のWeb会議サービス「V-CUBE ミーティング」を中心に5,000社を超える企業へ導入実績を誇り、国内トップの座を不動のものにしている。さらに、2014年にパイオニアソリューションズ(株)(現パイオニアVC(株)、以下PVC)を子会社化したことにより、Web会議「SI(オンプレミス)型」の分野でもシェアNo.1を獲得し、国内Web会議市場の全分野でのシェアNo.1を獲得するなど、国内リーティング・カンパニーとなっている。 2017年にグループ全体の構造改革を行い、利益が出やすい体質への改善に成功 2. 沿革 同社の前身は、創業者で同社代表取締役社長の間下直晃(ましたなおあき)氏が慶應義塾大学在学中の1998年10月に、Web制作やアプリ開発などWebソリューションの提供を行うことを目的として設立した有限会社ブイキューブインターネット。2001年1月に事業の本格化に合わせて株式会社へ改組し、同時に社名を株式会社ブイキューブに変更した。 2003年にアメリカ進出し、2004年に現在の主力商品であるWeb会議システム「nice to meet you」(現「V-CUBE」)の販売を開始した。この時は複数事業を行っていたが、その後、2008年9月に起きたリーマンショックを引き金としてビジュアルコミュニケーションサービスに対する需要が高まったことや、クラウド型サービスに対するユーザーの理解度や利用姿勢の変化を受けて、ビジュアルコミュニケーションサービス事業1本に選択・集中することを決断し、2010年5月にはサービス名を「nice to meet you」から「V-CUBE」へ変更した。 2012年にはシンガポール、インドネシア、2013年には中国に進出し、2016年9月にはタイに進出するなど、東南アジアを中心に展開している。 なお、2017年にグループ全体の構造改革に取り組み、得意領域への注力、販管費の削減等に取り組んだ。そして2018年12月には(株)エルモへ電子黒板サービス事業を売却した。また、2019年4月には情報サービスを展開するカイカ<2315>にアイスタディの株式売却を行った。これにより自社の得意とする領域に注力し、より利益の出やすい筋肉質の企業体質へと強化を図っている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山崇行) 《HN》
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