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スカラ Research Memo(3):顧客目線の開発による利便性の高さと豊富なサービスメニューで他社と差別化を図る

2019/3/15 15:13 FISCO
*15:13JST スカラ Research Memo(3):顧客目線の開発による利便性の高さと豊富なサービスメニューで他社と差別化を図る ■会社概要 3. スカラ<4845>の強み SaaS/ASP事業における同社の強みは、顧客基点のサービス開発を行っていることにある。同社の営業は大半が直販であり、売上高の80%を直販で占めている。顧客ニーズを直接聞き取り自社の開発陣にフィードバックすることで、サービスの機能向上や新サービスの開発につなげている。また、顧客からの要望については100%応えることを開発ポリシーとしている。現在の主力サービスである「i-search」や「i-ask」もこうした顧客要望から開発されたサービスのため使い勝手も良く、新規顧客への拡販がスムーズに進む要因となっている。 こうして開発した豊富なサービスラインナップを持つことで、競合他社との差別化が可能なことも同社の強みと言える。企業のWebサイトに関わるSaaS/ASPサービスは競合も多いが、単独のサービスだけを提供する企業が大半で、同社のように複数のサービスを提供している企業は少ない。複数サービスを連携して提案できることで、多様な顧客ニーズに対応でき、クロスセルによる顧客当たり単価の上昇とともに顧客満足度の向上にもつながっている。取引実績としては、上場企業400社を含む1,000社以上となっている。 SaaS/ASP事業の特徴としては、売上収益の約7割を月額課金収入で占めており、契約の積み上げに応じて毎月収益が積み上がるストック型のビジネスモデルとなっていることが挙げられる。従量料金は極力採用せず、月額固定料金のみでサービスを提供することを基本方針としている。また、主要サービスの粗利益率は約80%と高い収益性を維持している(ニュース配信サービスはコンテンツの仕入れコストが掛かるため約70%と低くなる)。これらサービスは顧客ニーズに対応してカスタム開発したものを一般サービスとして横展開しているため、開発コストを結果的に低く抑えられていることが要因となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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