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芙蓉リース Research Memo(6):国内リース市場はやや弱含みで推移、銀行本体の参入を含め競合も厳しさが増す

2019/1/10 15:06 FISCO
*15:06JST 芙蓉リース Research Memo(6):国内リース市場はやや弱含みで推移、銀行本体の参入を含め競合も厳しさが増す ■芙蓉総合リース<8424>の業界動向 リース事業協会の調査によれば、2017年度のリース取扱高は前期比2.9%減の4兆8,758億円と2期連続でマイナスとなった。過去の市場環境を振り返ると、リーマンショック後の設備投資削減の影響で、国内リース市場は縮小傾向が続いてきた。その後、政府による設備投資促進策も追い風となり、景気回復と設備投資の増加を受け緩やかながら回復基調で推移してきたが、足元では先行きの不透明感やリース利用意欲の鈍さから、弱含みの状況が見られる。 一方、競合状況については、独立系や銀行系、メーカー系などを中心として上場会社が10社存在するなど競合は厳しい。営業資産残高で見ると、オリックス<8591>、三菱UFJリース<8593>、三井住友ファイナンス&リース(株)、東京センチュリー<8439>、日立キャピタル<8586>が上位にランキングされており、同社は業界6位となっているが、伸び率では上位の中でも高い水準にある。なお銀行系については、銀行再編に伴う合併によって規模を拡大してきた経緯がある。最近の上位顔ぶれには大きな変動はない。また、マイナス金利政策の影響等により、銀行本体の参入による競合の激化も見られる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫) 《RF》
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