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サイネックス Research Memo(3):『わが街事典』の発行が順調に進捗し、増収増益で着地

2019/1/7 15:23 FISCO
*15:23JST サイネックス Research Memo(3):『わが街事典』の発行が順調に進捗し、増収増益で着地 ■業績動向 ● 2019年3月期第2四半期決算の動向 サイネックス<2376>の2019年3月期第2四半期決算は、売上高6,785百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益159百万円(同147.3%増)、経常利益208百万円(同123.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益121百万円(同119.2%増)と、増収・大幅増益で着地した。 同社は通期ベースで予算を管理しており、第2四半期の予想を作成していない。したがって計画対比はないが、過去の実績に照らすと、今第2四半期は計画どおりの順調な進捗だったものと弊社では推測している。前年同期比の利益の増益率が大きくなっているのは、前年第2四半期が売上計上の進捗の遅れで利益水準が例年を大きく下回ったことの反動だ。 出版事業セグメントは、売上高3,984百万円(前年同期比5.6%増)、営業利益634百万円(同49.7%増)と大幅な増益で着地した。主力商品の『わが街事典』は高知市や埼玉県川越市などで新規発行したほか千葉県船橋市や宮崎県都城市などで再発行があり、今第2四半期は100の自治体と共同発行した。前年第2四半期は進捗の遅れで共同発行数が78にとどまったのに対して今第2四半期は全般に順調に進捗した。もう1つの主力商品である『テレパル50』も年間1,000万部の発行部数という例年のペースに沿って順調に発行が進んだ。 Web・ソリューション事業は売上高1,308百万円(前年同期比10.1%減)、営業損失85百万円(前年同期は10百万円の利益)となった。主力事業となっているふるさと納税事務の一括業代行契約は今第2四半期中に10増加し、累計で109自治体に達した。また、『わが街アプリ』や『わが街ホームページ』などを扱う自治体クラウドサービスの契約自治体数も累計18自治体に達する等順調に進捗した。しかしながら天候不順や自然災害の影響により、主力商品の一角を占める旅行商品の販売が不振となり、今第2四半期は2ケタ減収・営業損失と業績が悪化した。 ロジスティクス事業は売上高1,468百万円(前年同期比51.6%増)、営業利益26百万円(同6.2%増)となった。郵便発送代行事業において、今第2四半期は官公庁案件の積極獲得に注力したほか代理店への受注活動に取り組んだ。その結果売上高は前年同期比で大幅増収となった。一方利益については、官公庁案件は入札となるため。売上高ほどには利益を伸ばしきれなかった。 不動産事業は売上高23百万円(前年同期比111.8%増)、営業利益13百万円(前年同期は2百万円の利益)となった。不動産事業は同社本体と子会社のサンマークで行っているが、今第2四半期は同社本体が前期に取得した賃貸物件のフル寄与により、増収増益となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《HN》
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