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コニシ Research Memo(1):新中期経営計画で2021年3月期営業利益86億円を目指す
2018/12/26 16:01
FISCO
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*16:01JST コニシ Research Memo(1):新中期経営計画で2021年3月期営業利益86億円を目指す ■要約 コニシ<
4956
>は、「ボンド」ブランドで知られる国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品をそろえており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。 1. 2019年3月期第2四半期の業績動向 2019年3月期第2四半期の業績は、売上高63,023百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益2,866百万円(同5.6%減)、経常利益2,972百万円(同2.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,810百万円(同5.7%減)となった。前年同期比で微減益となったが、期初計画値に対してもやや下回った。全セグメントで増収となり、需要面では比較的好調であったが、原油価格の上昇に伴い原材料価格が上昇し減益となった。減益の要因が需要や販売の低迷によるものではなく、原材料価格の上昇であったことから、全体的な結果としてはまずまずの決算だったと言える。 2. 2019年3月期の業績見通し 2019年3月期の業績は、売上高135,000百万円(前期比5.1%増)、営業利益7,650百万円(同5.7%増)、経常利益7,760百万円(同5.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,920百万円(同6.5%増)が予想されており、期初予想と変わっていない。セグメント別では、すべてのセグメントで増収増益を予想している。原材料価格の上昇に伴う価格転嫁が進みつつあることから、下半期の業績は回復し、上半期の遅れを取り戻せる見込みだ。売上高で7期連続増収、営業利益で4期連続増益(過去最高)を目指す。 3. 新中期経営計画2021 同社は前期に中期経営計画2018が終了したことに伴い、「新中期経営計画2021」を発表している。数値目標としては、2021年3月期に売上高1,500億円(2018年3月期比16.7%増)、営業利益86億円(同18.8%増)、営業利益率5.7%(同5.6%)、ROE9.0%(同8.6%)を掲げている。さらにこの間に、設備投資額150億円(上限)、M&Aに150億円(同)の枠を設定している。コニシグループ各社との連携を強化して、売上高、営業利益ともに過去最高を目指す計画だ。今後の進捗は大いに注目される。 ■Key Points ・国内最大級の接着剤・シーリング材メーカー。向け先は住宅用、産業用、自動車用等幅広い ・土木建設事業(社会インフラ、ストック市場の補修・改修工事関連)が拡大中 ・2019年3月期は全事業で増収増益を目指し、売上高、営業利益は過去最高を達成する見込み ・「新中期経営計画2021」の目標は営業利益85億円、ROE9.0%。更なる増配余地も (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MH》
関連銘柄 1件
4956 東証プライム
コニシ
1,353
11/22 15:30
+13(0.97%)
時価総額 95,271百万円
接着剤メーカー最大手。1870年創業。工業用接着剤等のボンド事業のほか、工業薬品や合成樹脂等の化成品事業、工事事業等も。合成接着剤「ボンド」で知名度。新製品の市場導入などで新規開拓強化に取り組む。 記:2024/10/12
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