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はてな Research Memo(7):BtoB分野の深掘りにより業績を向上させつつ、BtoC分野の基盤投資を実行

2018/10/24 15:07 FISCO
*15:07JST はてな Research Memo(7):BtoB分野の深掘りにより業績を向上させつつ、BtoC分野の基盤投資を実行 ■今後の見通し 2. 今後の事業方針 はてな<3930>は今後の事業方針として、(1)BtoBストック型ビジネスの深掘り、(2)技術基盤への投資拡大、(3)新規事業への布石の3点を重点方針として挙げている。 (1) BtoBストック型ビジネスの深掘り 同社の売上の約7割はBtoB向けのビジネスで占められるが、今後も同領域においてストック型ビジネスでの事業基盤を拡大し、収益の安定性を高めながら成長を推進していく方針となっている。具体的には、急成長中のサーバー監視ツール「Mackerel」の更なる成長を目指していくほか、「GigaViewer」や「はてなブログMedia」の導入拡大に注力していく。 (2) 技術基盤への投資拡大 今後の成長を実現していくうえで、技術基盤に対する投資についても継続して取り組んでいく。既に、2年計画でデータセンターの移行・拡張プロジェクトを推進しているほか、コンテンツプラットフォーム事業の再成長に向けたサービスの統廃合を予定している。前述したとおり、「はてなダイアリー」を2019年春に「はてなブログ」に統合する予定で、開発効率の向上を図ることで競争力を高め、更なる成長を目指す。 (3) 新規事業への布石 新たな取り組みとして、ユニロボット(株)が開発するAIエンジンを搭載したパートナーロボット「unibo(ユニボ)」と、同社のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」を機能連携し、「unibo」とコミュニケーションしながら、ユーザーの関心の高い最適なニュース記事を「unibo」が選定・配信するサービスを開始している。同社では今後もサービスロボットなど新しいデバイスに対応し、蓄積された高品質な「はてなブックマーク」の情報をビジネスや社会課題の解決に活用していくサービスの開発を進めていく。 年率20%の売上成長を目指していくほか、2020年7月期以降はITインフラ投資一巡により利益成長も加速する見通し 3.短中期成長見通し 今後2~3年の短中期の目標として、売上高で年率20%成長を目指す方針だ。3つのサービスのシナジー効果を最大限に活用しつつ、すべてのサービス分野で2ケタ成長を見込む。コンテンツプラットフォームサービスでは、機能開発や他社との提携等により会員数の増加と読者数増加による月間UB数の拡大を図り、広告収入だけでなく有料課金サービスの増大により売上成長を図る。提携先としては有力コンテンツを持つ出版社や投稿系のサービスを提供する会社などを想定している。また、コンテンツマーケティングサービスでは「はてなブログMedia」の運用件数の拡大、テクノロジーソリューションサービスでは、個別の受託開発案件の獲得に加えて、「Mackerel」の拡販に注力していく。 なお、今後も人材投資は積極的に実施していく予定だが、2020年7月期からはITインフラ投資が一巡することから売上高営業利益率も上昇に転じ、利益成長率も加速していくものと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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ブログ作成・閲覧サービス「はてなブログ」を運営。法人向け受託開発なども。24.7期上期は「はてな」関連の広告収入停滞。だが受託サービスが伸長し、通期計画に対する進捗順調。漫画アプリの大型開発案件も大詰め。 記:2024/04/11