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ラクオリア創薬 Research Memo(12):ZTEの遅れ挽回、2018年12月期通期では当初計画の線で着地見通し

2018/8/31 19:06 FISCO
*19:06JST ラクオリア創薬 Research Memo(12):ZTEの遅れ挽回、2018年12月期通期では当初計画の線で着地見通し ■業績見通し 前述のように、ラクオリア創薬<4579>は3ヶ年中期経営計画「Odyssey 2018」において、2020年12月期までの業績計画を公表している。各年の大まかな収入構成は以下のようになっている。 2018年12月期第2四半期決算後も、同社は2018年12月期通期及び2019年12月期以降の中期経営計画は従来から変更していない。前述のように、当第2四半期決算ではZTE Biotechとの合弁企業プロジェクトの遅れによる影響があったとみられるが、通期ベースではその遅れた分を挽回し、期初計画どおりの収益を達成する可能性は十分あると弊社では考えている。 売上高を形成する今下期の主な収益イベントとしては、CJヘルスケアにおけるP-CABの製造販売の承認取得に伴うマイルストンや、同販売開始に伴うマイルストン、ZTE Biotechとの合弁企業への2化合物のライセンスアウトに伴う契約一時金、『Galliprant®』の欧州での販売開始に伴うマイルストンなどが期待されている。これらは既に期初計画に織り込み済みで、収益上振れ要因とはならない。ポジティブサプライズにはP-CABの日米欧の3大市場を対象としたライセンスアウトや、動物薬2剤の予想以上の売上拡大などのイベントが必要になると弊社では推測している。 費用面では、前期からの研究開発費(臨床試験費用)のずれ込みがあったため前期比では増加しているが、その特殊要因も含めて費用については厳格かつ緻密にコントロールされている。したがって、所期の売上目標が達成されれば利益面でも当初計画どおりの営業損失に抑制されると弊社では考えている。費用コントロールの能力が高い点は、2019年12月期の営業利益黒字転換を実現する上では非常に重要なポイントと言える。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之) 《SF》
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旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19