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KLab Research Memo(3):ソーシャルゲーム事業への参入が成長の引き金に

2018/8/29 18:17 FISCO
*18:17JST KLab Research Memo(3):ソーシャルゲーム事業への参入が成長の引き金に ■会社概要 3. 沿革 KLab <3656>の発祥は、2000年1月に(株)サイバードの研究・開発部門として、ケイ・ラボラトリーを発足したところに遡る。2000年8月にはサイバードの子会社として(株)ケイ・ラボラトリーを設立。携帯電話向けプログラムの開発等を手掛け、世界初の携帯電話上で動作するJavaアプリケーションなどを発表した実績を持つ。創業以来、大規模・高負荷対応インフラサービスなどを含め、様々なIT関連技術をサービスの形にして提供してきた。2004年11月に商号をKLab株式会社に変更すると、(株)USEN(現USEN-NEXT HOLDINGS<9418>)の連結子会社となったが、2007年2月にはSBIホールディングス<8473>等に同社株式が譲渡された。 同社の転機は、2009年にソーシャルゲームに着目し、ヒットタイトルとなった「恋してキャバ嬢」をリリースしたことである。その後、ゲーム事業の伸びを背景として、2011年9月に東証マザーズに上場。その後も、ゲーム事業を軸として事業基盤を拡大。海外展開にも積極的に取り組み、2012年2月にシンガポール子会社、同年4月には米国子会社とフィリピン子会社、同年11月には中国子会社を相次いで設立した。2012年5月に東証1部に市場変更。 2013年11月には、創業以来のSI事業部門及びライセンス事業部門を売却。その一方で、2015年8月にはイベント事業等を行う子会社(KLab Entertainment)、同年10月にはベンチャーキャピタル事業推進のための子会社(KLab Venture Partners)、2016年8月には日本食・文化を海外に展開する子会社(KLab Food & Culture)を設立、2017年7月にはモバイルオンラインゲームのリサーチ・海外コンサルティング事業を行う(株)スパイスマートを完全子会社化するなど、非ゲーム事業の推進にも取り組んできた。ただ、直近では、好調なゲーム事業に特化する方向へと事業方針を変更し、非ゲーム事業の整理を進めている※。 ※国際戦略の変更に伴い、フィリピン子会社は撤退を完了(2017年4月)。また、事業方針の変更に伴い、KLab Entertainmentは事業撤退を決定(2017年3月)するとともに、KLab Food & Cultureの譲渡を実施。 なお、2018年3月開催の定時株主総会後の取締役会決議を経て五十嵐氏が代表取締役に昇格し、真田哲弥(さなだてつや)代表取締役会長兼社長(CEO)と五十嵐洋介(いがらしようすけ)代表取締役副社長(COO)の代表取締役2名体制となった。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《SF》
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