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ジェネパ Research Memo(3):2Q業績低迷も、高い自己資本比率や潤沢なキャッシュで財務状況は問題なし

2018/8/20 15:04 FISCO
*15:04JST ジェネパ Research Memo(3):2Q業績低迷も、高い自己資本比率や潤沢なキャッシュで財務状況は問題なし ■業績動向 3. ジェネレーションパス<3195>の財務状況と経営指標 2018年10月期第2四半期での業績低迷で、多くの財務指標がやや悪化したが、もともと高いレベルの自己資本比率など良好な財務体質であるため、財務状況は特に問題はない。 貸借対照表を見ると、2018年10月期第2四半期末における総資産は前期末比67百万円増加し2,717百万円となった。流動資産が、現金及び預金の減少191百万円の一方、商品及び製品の増加113百万円などにより33百万円増加したこと、固定資産が機械装置及び運搬具、のれんなどの増加により、33百万円増加したことが主要因となった。 負債合計は前期末に比べ148百万円増加し1,219百万円となった。支払手形及び買掛金の増加92百万円、短期借入金の減少63百万円などにより流動負債が28百万円増加したこと、長期借入金の増加121百万円による固定負債の増加120百万円による。 純資産合計は1,497百万円となり、前期末に比べ81百万円減少した。自己株式の増加による減少が90百万円となったことによるものである。 キャッシュ・フローの状況について見ると、2018年10月期第2四半期末における現金及び現金同等物は前期末に比べ191百万円減少し762百万円となった。キャッシュ・フローごとの増減要因を見ると、営業キャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純損失が12百万円、仕入債務の減少76百万円、前渡金の増加28百万円などから、158百万円の支出となった。投資キャッシュ・フローは、子会社株式取得による収入9百万円などで、4百万円の資金獲得となった。財務キャッシュ・フローは、長短借入金の借入と返済の相殺差による借入増による収入58百万円、自己株式の取得91百万円により、31百万円の支出となった。 経営指標を見ると、健全性を表す自己資本比率は53.0%と前期末から5.3ポイント低下したが、なお高いレベルを維持している。流動比率も232.3%と低下したが、一般的に健全とされる200%を維持している。また、有利子負債比率は長期借入金の増加で21.1%となり、現預金残高が191百万円減少し、ネットキャッシュは249百万円減少したものの、なお457百万円保有しており、安全性の問題は特にないと見る。損益の悪化については、売上げの期ずれや先行投資費用などの一時的な要因が大きく影響しており、基本的には今後のEC市場の拡大に伴って、財務とともに収益も改善が進むことが期待される。また、2016年5月に株式分割(1株→4株)を行い、株式流動性向上を図ったことで、将来の1部上場への準備と積極的なM&A投資のための資金調達を図っているものと考えられる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹) 《TN》
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