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ソルクシーズ Research Memo(4):不採算プロジェクトの影響が一巡し、2期ぶりの営業増益に転じる見通し

2018/8/17 15:04 FISCO
*15:04JST ソルクシーズ Research Memo(4):不採算プロジェクトの影響が一巡し、2期ぶりの営業増益に転じる見通し ■業績動向 3. 2018年12月期の業績見通し ソルクシーズ<4284>の2018年12月期の連結業績は、売上高が前期比2.9%減の13,600百万円、営業利益が同21.8%増の610百万円、経常利益が同10.7%減の610百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.1%減の390百万円と期初計画を据え置いている。売上高が減収となるのは、金融業界向けの大型開発プロジェクトが一巡したことに加え、2017年12月期に発生した不採算プロジェクトの収束を最優先に取り組んだことで、この間の受注活動が手薄になったことが影響する。 通期計画を達成するためには、下期に売上高で前年同期比2.3%増の7,153百万円、営業利益で同45.6%増の388百万円が必要となる。売上高に関しては若干の未達リスクがあるものの、営業利益に関しては不採算プロジェクトの影響がなくなるほか、エクスモーションやイー・アイ・ソルの利益が一段と拡大することから、通期計画の達成は可能と弊社では見ている。 2018年12月期業績のリスク要因としては、不採算プロジェクトに関して追加で発生した工数の費用負担の処理がまだ決着していないことが挙げられる。既に納品は済ませており、システムは問題なく稼働しているものの、追加で発生した工数に関して、追加改修費用として認められない場合は同社の費用負担となり利益圧迫要因となる。第3四半期中に協議は完了する見込みで、現状では改修費用として認められる可能性が高いとみているが、その状況次第では若干の減益要因となる可能性がある。また、当該顧客向けに関しては既に第2期開発プロジェクトが進行中であり、2019年12月期の増益要因となる見通しだ。 なお、子会社のエクスモーションが2018年7月に株式上場したことにより、単独業績では関係会社株式売却益306百万円を特別利益として計上する見込みとなっているが、株式上場後も連結子会社としての関係は変わらないため、連結業績に与える影響はない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MH》
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