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システム ディ Research Memo(4):2018年10月期第2四半期は期初予想を上回って着地。順調な進捗を確認

2018/7/17 15:04 FISCO
*15:04JST システム ディ Research Memo(4):2018年10月期第2四半期は期初予想を上回って着地。順調な進捗を確認 ■業績の動向 システム ディ<3804>の2018年10月期第2四半期決算は、売上高1,842百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益295百万円(同1.8%減)、経常利益293百万円(同1.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益198百万円(同0.9%減)と、売上高は増収ながら、利益はわずかに減益で着地した。 しかしながら期初予想との比較では、売上高は4.4%、営業利益は27.8%それぞれ期初予想を上回って着地した。通期予想に対する第2四半期実績も進捗率は売上高が55.2%、営業利益77.1%となり、極めて順調な決算であったと評価できる。 2018年10月期第2四半期は、前年同期にみられた大型案件はなかったものの、学校法人向けやスポーツジム向けのソリューション事業(パッケージソフトの販売)は堅調に顧客を拡大した。また同社の中の新規事業である公共向け2事業(公教育ソリューションと公会計ソリューション)は、顧客数の拡大で利益率が一段と改善した。さらに、同社の注力分野の1つであるストック収入(サポート・メンテナンスやクラウド契約などの収入)は前年同期比40%以上も伸長し、全売上高に対する割合は45%にまで上昇した。以上のように、同社が注力する3つの領域がいずれも順調に拡大したことで、2017年10月期に引き続いて2018年10月期第2四半期も、「Value & Volume Business」戦略が有効に機能した決算であったと言える。 利益面では、売上高売上総利益率は44.4%と前年同期の41.4%から3.0%ポイント改善した。公共向け2事業の利益率改善が寄与したとみられる。一方で、販管費は前年同期比16.2%増の523百万円となり、売上高販管費率は28.4%に上昇した(前年同期は24.8%)。同社は北海道の顧客対応のために、子会社としてシステムディ北海道株式会社(略称:SYDo)を2018年5月1日に設立した。これに関する設立準備費用等が販管費を押し上げたものと弊社では推測している。これらの結果、売上高営業利益率は前年同期の16.6%から2018年10月期第2四半期は16.0%に低下し、営業利益は前年同期比1.8%の減益となった。 期初予想との比較で、売上高及び利益が上振れした理由は、一過性の大型案件の獲得や下期計上予定の案件の前倒し計上といったことではなく、各事業部門で着実に顧客を積み上げた結果だ。とりわけ、事業部門としては公共分野(公会計・公教育ソリューション事業)、収入タイプとしてはストック収入が当初の予想以上に拡大し、収益の計画比上振れにつながったと弊社ではみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MH》
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業種・業務特化型の業務支援ソフトウェアメーカー。学園ソリューション、公教育ソリューションが柱。AI機能の開発強化を図る。クラウド型会員管理・会費回収システム「Smart Hello」は引き合い順調。 記:2024/05/10