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三城HD Research Memo(1):「パリミキ」「メガネの三城」を展開する国内最大級のメガネ小売業者

2018/6/13 15:01 FISCO
*15:01JST 三城HD Research Memo(1):「パリミキ」「メガネの三城」を展開する国内最大級のメガネ小売業者 ■要約 三城ホールディングス<7455>は、傘下に連結子会社28社、非連結子会社8社、関連会社2社、その他の関係会社1社を抱える純粋持株会社であり、主要事業はメガネの小売販売である。2018年3月末現在、国内767店舗(フランチャイズ含む)、海外152店舗(うち中国59店舗)を有しており、国内最大級のメガネ小売チェーンである。 1. 2018年3月期は国内既存店の回復から営業利益を計上 2018年3月期の連結業績は売上高で50,406百万円(前期比1.1%増)、営業利益270百万円(前期400百万円の損失)、経常利益463百万円(同616百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損益は1,160百万円の損失(同1,721百万円の損失)となった。国内既存店の売上高が前期比1.5%増となったことに加え、不採算店の整理が進んだことから増収となった。売上総利益率は在庫の評価損を計上したことから前期比で0.7ポイント低下したが、店舗ベースでは改善した。販管費が2.0%減少したことから営業損益は黒字転換した。ただし店舗閉鎖に伴う特別損失の計上により当期純損益は損失となった。 2. 2019年3月期も店舗のスクラップ&ビルドを進め、連続営業黒字を目指す 同社は2019年3月期通期の連結業績を売上高で51,078百万円(前期比1.3%増)、営業利益で551百万円(同103.6%増)、経常利益で672百万円(同45.1%増)、親会社株主に帰属する当期純損失で410百万円(同1,160百万円の損失)と予想している。新規出店は10~15店、退店は20~30店を計画しているが、新コンセプトの店舗増により入店客数を増やし既存店売上高は3.8%増を見込んでいる。連続して営業利益計上を目指しているが、黒字が定着するか、今後の動向は要注目だ。 3. 新コンセプトの店舗展開を加速し、業績の更なる回復を目指す 主力子会社である(株)三城では、今後数年間で新しいコンセプトの店舗や都心の大型店を増やし、今まで獲得できていなかった若者を中心とした新規顧客を取り込み業績の回復を図る中期経営計画を実行中である。この計画が予定どおり遂行されれば、3年後の同社の業績は様変わりする見込みであり、今後の新コンセプトの店舗の動向が大いに注目される。 ■Key Points ・国内最大級のメガネ小売チェーン。店舗リストラ推進中 ・2019年3月期は連続営業黒字を目指す ・新コンセプトの店舗展開を加速し、業績の更なる回復を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《MH》
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時価総額 17,006百万円
メガネ専門店チェーン「パリミキ」を中核とする持株会社。金鳳堂、メガネフレーム製造のクリエイトスリーなども傘下に持つ。東南アジアなど海外でも店舗展開。PB眼鏡フレーム、遠近両用レンズの拡充などに注力。 記:2024/07/28