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ノムラシステム Research Memo(2):2017年12月期は30%営業増益を確保、今期も成長路線を堅持

2018/4/6 15:38 FISCO
*15:38JST ノムラシステム Research Memo(2):2017年12月期は30%営業増益を確保、今期も成長路線を堅持 ■業績動向 ノムラシステムコーポレーション<3940>の2017年12月期決算は好調な着地となった。2017年12月期決算は、売上高が2,534百万円(前期比3.8%増)、営業利益407百万円(同30.3%増)、経常利益405百万円(同29.9%増)、当期純利益299百万円(同53.7%増)と大幅増益を確保。売上高に比して利益成長の高さが際立っている。 売上高原価率が前期の74.5%から71.7%に改善する一方、増収となるなかで販売費及び一般管理費が前期に比べて2百万円削減、売上高に対する比率は12.7%から12.2%に低下した。急激な売上高の成長はなかったものの、これらによって営業利益率が12.8%から16.1%へ大幅に上昇している。 利益率改善の背景にあるのは、プライム案件、準プライム案件の比重が高くなった点だろう。プライムとは、クライアントから直接受注し、全工程を同社のコンサルタントが担当することを指す。従来型のFIS(Function Implement Service)案件が、プライムベンダーから支援依頼を受け、手助けする形で部分的に対応することと比べて、売上総利益率に30ポイントほどの差が生じことになる。そのため、同社はプライム案件の受注確保に力を注いできた。 前期まではおおむね、プライム、準プライムが2割、FISが8割ほどの割合だったのが、直近ではおよそ3対7となるなど、プライム、準プライムの上向きが数字上でも表れており、営業利益率のアップにつながった。今後もプライム案件の新規拡大、既存継続をすることで、利益率の向上を目指していく。 一方、2018年12月期通期の見通しは、売上高は2,590百万円(前期比2.2%増)、営業利益は418百万円(同2.6%増)、経常利益は418百万円(同3.2%増)と増収だが、当期純利益は285百万円(同4.5%減)と減益を見込んでいる。前述のとおり、当期純利益の減益予想は、昨期の法人税等の還付による影響を反映した結果となり、その影響を除くと増益の見込みとしている。 同社は、中期的な目標値として、経常利益率15%以上で推移することを掲げているが、予想どおり推移した場合、経常利益率は、前期より若干の強含みとなる16.1%に達する見込み。目標値はクリアする見通しだ。 同社によると、この数値は現状の受注状況から見積もったという。前期に比べて、増益率が鈍るものの、これについては、今後の案件でプライム案件が確保できた場合は、利益の上積みが想定できる。保守的な見通しと判断しても良さそうだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也) 《MW》
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独SAP社の統合基盤業務システムを軸とするシステム導入コンサルティングを手掛ける。人事ソリューションに強み。RPA・AIコンサル等も。コンサルタント数は順調増。大手製薬会社向けなど各プロジェクトは順調。 記:2024/06/24