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コスモ・バイオ Research Memo(2):世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社
2018/3/19 16:58
FISCO
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*16:58JST コスモ・バイオ Research Memo(2):世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社 ■会社概要 1. 会社概要 コスモ・バイオ<
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>は、大学・公的研究機関・企業・病院などの研究室・検査室で使用される、ライフサイエンスに関する研究用試薬・機器及び臨床検査薬を輸出入販売し、世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社である。 経営理念の第1項目に「ライフサイエンスの進歩・発展に貢献する」というミッションを掲げている。ライフサイエンスに関わる世界中の大学・公的研究機関・企業・病院などの研究者や検査室に、信頼のあるメーカーの製品や最新の技術情報を届けることを使命と位置付け、顧客ニーズに応える幅広く豊富な製品群及び製品情報・サービスを提供している。 2017年12月期末の資本金は918百万円、発行済株式総数は6,048千株(自己株式120千株を含む)、連結従業員数は125名である。グループ企業は連結子会社1社(ビーエム機器(株))、非連結子会社2社(Cosmo Bio USA, Inc.及び(株)プロテインテック・ジャパン)である。なおCosmo Bio USA, Inc.については2018年12月期から連結対象とする。 2. 沿革 1983年8月バイオ基礎研究試薬販売事業を目的に丸善石油(株)(現コスモ石油)の子会社として設立(丸善石油バイオケミカル株式会社)、1986年4月にコスモ・バイオ株式会社に社名変更、2000年9月MBO(マネージメント・バイ・アウト)によりコスモ石油から独立、2005年9月ジャスダック証券取引所(現東証JASDAQ)に上場した。 2004年8月仕入先探索と輸出促進を目的として100%子会社Cosmo Bio USA, Inc.を米国カリフォルニア州に設立、2006年12月初代培養細胞の研究開発・製造・販売・受託解析を行う(株)プライマリーセルの株式80%を取得して連結子会社化、2007年11月バイオ研究用消耗品・機器類の輸入販売を行うビーエム機器の株式約30%を取得して持分法適用関連会社化、2008年7月プライマリーセルを100%子会社化、2010年3月ビーエム機器の株式約33%を追加取得して連結子会社化、2013年7月プライマリーセルを吸収合併(現札幌事業部)、2015年9月組織培養用培地のコージンバイオ(株)に出資、2016年11月米国Proteintech Group,Inc.(以下、PGI)と合弁会社プロテインテック・ジャパンを設立、2017年10月札幌事業施設を移転集約して札幌事業所(北海道小樽市)を開設した。 3. 事業内容 大学・公的研究機関・企業・病院などの研究室・検査室で使用される、ライフサイエンスに関する研究用試薬・機器及び臨床検査薬を輸出入販売し、世界のライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社である。多様な顧客ニーズに対応する約1,400万品目に及ぶ豊富な品ぞろえを強みとしている。 2017年12月期の売上構成比は研究用試薬が70.0%、機器が28.0%、臨床検査薬が2.0%(2016年12月期は研究用試薬が71.5%、機器が26.5%、臨床検査薬が2.0%)だった。 4. ライフサイエンス研究用試薬販売大手の一角 ライフサイエンス研究用試薬の国内市場規模は、主に大学・公的研究機関の公的研究費及び企業の研究開発費で構成され、推定1,000億円程度で推移している。市場シェアは、海外企業の日本法人であるサーモフィッシャーサイエンティフィック(株)、イルミナ(株)、シグマアルドリッチジャパン(株)、大手企業の子会社・部門である和光純薬工業(株)、タカラバイオ<
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>、独立系専門商社であるフナコシ(株)、及び同社の7社で市場全体の約3分の2を占めている。 5. グローバルな仕入・販売ネットワークを構築 グローバルな仕入・販売ネットワークを構築し、品質の高い製品や最新の技術情報でライフサイエンス研究の進歩・発展に貢献するバイオ専門商社である。仕入先は国内外約600社(うち海外が400社以上)で、販売は国内約200拠点、海外約30拠点の販売代理店網を構築している。 6. グループ内にメーカー機能 初代培養細胞(プライマリーセル)の研究開発・製造・販売及び細胞を用いた受託解析を行うプライマリーセルを2006年12月連結子会社化し、さらに2013年7月吸収合併してグループ内にメーカー機能も持っている。 2017年10月には、ペプチド合成・抗体作製受託サービス事業の強化、及び今後の研究用試薬の自社開発・製造及び受託サービス事業の更なる強化を目的として、札幌事業所(北海道小樽市)を開設した。 7. 子会社の状況 連結子会社のビーエム機器は、2007年11月株式約30%を取得して持分法適用関連会社化、2010年3月株式約33%を追加取得して連結子会社化(合計出資比率約63%)した。ライフサイエンス研究に使用する消耗器材・機器類の輸入販売を行っている。 2018年12月期から連結対象とするCosmo Bio USA, Inc.は、2004年8月設立した100%子会社である。北米を中心に仕入販売、新規製品・仕入先の探索、販売促進を行っている。 非連結子会社のプロテインテック・ジャパンは、米国PGIと合弁で2016年11月設立した。出資比率は同社51%、米国PGI49%である。2014年からPGIの日本販売代理店として製品を輸入販売するなど友好関係を築いてきた。合弁会社プロテインテック・ジャパンでは、日本におけるPGI製品のプロモーションやテクニカルサポート等を通じてPGI製品の拡販を図る。 また組織培養用培地のパイオニアであるコージンバイオに3.0%出資している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《MW》
関連銘柄 2件
3386 東証スタンダード
コスモ・バイオ
1,171
11/26 15:30
+4(0.34%)
時価総額 7,082百万円
研究用試薬、研究用機器、臨床検査薬等を扱う専門商社。メーカー機能も持つ。仕入先は約600社。約1200万品を取り扱う。エンドユーザーは教育機関など。札幌事業所の生産能力強化などで既存事業基盤の強化図る。 記:2024/10/05
4974 東証プライム
タカラバイオ
1,057
11/26 15:30
-26(-2.4%)
時価総額 127,280百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
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