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ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食事業の中核企業として発展

2018/3/16 15:57 FISCO
*15:57JST ダイナック Research Memo(2):サントリーグループの外食事業の中核企業として発展 ■会社概要 1. 沿革 ダイナック<2675>は1958年に株式会社新宿東京会館として設立され、浮き沈みの激しい飲食業界にあって60年の歴史を積み重ねてきた。その間、1979年2月にサントリー(株)の100%子会社となり、1988年に商号を現社名株式会社ダイナックに変更し、以来、サントリーグループの外食事業の中核企業としての位置を占めている。 主力のレストラン・バーの運営では、直営ビジネスとして和食レストランの「響」や「燦」、鳥料理の「鳥どり」、英国風パブの「ザ・ローズ&クラウン」など、多業態戦略のもと、様々なタイプの店舗を展開しており、今日でも新しい業態の企画・開発・出店に意欲的に取り組んでいる。また、ゴルフ場やリゾート施設、文化施設などにおけるレストランを受託運営する受託ビジネスも重要な事業の柱となっている。 株式市場には、2000年10月に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場に株式を上場した。その後2006年11月に東京証券取引所第2部に株式を上場し、現在に至っている。 2. 事業の概要 ダイナック<2675>では事業を形態別に「レストラン・バー」、「ケータリング」、及び「その他」の3つに区分している。レストラン・バー事業が売上高、売上総利益ともに全体の約90%を占め、中核事業となっている。ケータリング事業は、企業などの各種パーティーや社内運動会などのイベント向けに、数名から数千名規模までを対象に、飲食の提供を始め、イベントの企画・設営・運営などを行う事業だ。その他事業にはサマーギフトやおせち料理の販売のほか、運営管理を受託している「道の駅」における売店収入などが含まれている。 主力のレストラン・バー事業は、同社自身が店舗運営を手掛ける直営ビジネスと、ゴルフ場やリゾート施設、文化施設などの中にあるレストランの運営を請け負う受託ビジネスの2つに大別できる。受託ビジネスの中には前述のその他の中の一部事業(道の駅の運営受託など)も含まれている。2017年12月期末の店舗数内訳は、直営ビジネスのバーレストランが156店舗、受託ビジネスのうちゴルフクラブレストランが74店舗、その他の受託店舗(文化施設や道の駅など)が27店舗の合計257店舗となっている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 9,122百万円
首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07