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ダイナック Research Memo(1):新業態開発などの収益力強化の取り組みが着実に進捗

2018/3/16 15:54 FISCO
*15:54JST ダイナック Research Memo(1):新業態開発などの収益力強化の取り組みが着実に進捗 ■要約 ダイナック<2675>はサントリーグループの中の外食事業関連の中核企業。「食の楽しさをダイナミックにクリエイトする」という企業理念のもと、直営ビジネスとして「響」「燦」「魚盛」などのレストラン・バーを直営するほか、受託ビジネスとしてゴルフ場やリゾート施設などのレストランの運営受託を行っている。 1. 2017年12月期は減収減益ながら、目指す方向に沿った新業態店舗を着実に出店 同社の2017年12月期決算は、売上高35,913百万円(前期比0.3%減)、営業利益737百万円(同2.6%減)と減収減益で着地した。既存店売上高は前年比プラスだったが、新規出店が計画を下回った結果、売上高は前年同期比微減収となった。人件費の増加を経費節減でカバーしきれず営業減益となった。決算数値は同社にとって不本意なものだったが、これまでの取り組み成果が既存店売上高のプラスとして現われたことや、4店にとどまった新規出店がいずれも同社が目指す出店戦略を具現化するものであったことで、次につながる1年であったと弊社では評価している。 2. 中長期の成長のための収益基盤強化の取り組みが、順調に進捗 同社は『“選ばれる”ブランドへ』の経営ビジョンのもと、中長期的な成長に向けた収益基盤づくりに取り組んでいる。その骨子は、1)直営・受託の事業ポートフォリオの進化を通じた収益力強化、2)QSC向上を目指した最高品質の追求と継続、3)最重要の経営資源である人財パワーの最大化、の3点だ。いずれも前年から継続する取り組み課題であり、それぞれ順調に進捗している。同社のこれらの取り組みは、新規出店や業態転換といった形で可視化されることになるが、2018年12月期はその動きが一気に活発化する見通しだ。 3. 2018年12月期は新規出店効果と既存店売上の伸びにより、増収増益を予想 2018年12月期について同社は、売上高36,800百万円(前期比2.5%増)、営業利益740百万円(同0.3%増)を予想している。増収幅に対して増益幅が小さく、弊社ではかなり控え目な予想と考えている。新規出店や業態転換の積極化に伴う費用増加を織り込んだものとみられるが、それらは当然に増収効果につながるため、所期の売上計画が実現されれば営業利益もおのずとついてくると弊社では考えている。今期は新規出店数の下振れリスクは小さいため、前期の新規出店店舗のフル寄与と、前期に続く既存店売上高の堅調な伸びにより、会社予想の売上高見通しが実現される可能性は十分あると考えている。 ■Key Points ・“選ばれる”ブランドを目指して「収益基盤の強化」をテーマに3つの施策に取り組む ・直営、受託両ビジネスで成長戦略が着実に進捗中 ・QSCの向上や、すべての基礎となる“人財”の確保・育成にも継続的に注力 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 9,122百万円
首都圏・関西圏を中心にレストランやバーを直営展開。ゴルフ場食堂などの運営受託も。コロナ禍が直撃し、昨年末時点で債務超過に。21.12期も苦戦の見込み。親会社サントリーHDが完全子会社化に向けてTOB実施。 記:2021/04/07