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シュッピン Research Memo(9):現在の会社予想は控え目で、上振れか否かではなく、上振れ度合いが焦点に

2017/12/22 16:26 FISCO
*16:26JST シュッピン Research Memo(9):現在の会社予想は控え目で、上振れか否かではなく、上振れ度合いが焦点に ■今後の見通し 2018年3月期通期についてシュッピン<3179>は、売上高28,429百万円(前期比13.7%増)、営業利益1,402百万円(同27.8%)、経常利益1,387百万円(同28.6%増)、当期純利益950百万円(同28.2%増)を予想している。同社は2017年10月の第2四半期見通しの上方修正に際して通期見通しは据え置いたため、これらの数値は期初から変更はない。 弊社では2018年3月期見通しについて、現在の会社予想は控え目に過ぎ、これを上回って着地する可能性が高いと考えている。なお、計画以上に買取・販売が伸びていることで、投資額としては大きなものではないが、当初来期以降に予定していたバックヤード(事務所スペース)の増床等を前倒しで実施していく必要はあるとの説明が第2四半期決算説明会でされている。今第2四半期の進捗率が高かった結果、通期の業績予想を達成するために必要な今下半期のハードルは大きく下がっている。今下半期の業績が上半期(第2四半期)対比で減収減益になっても十分達成できる形になっている。しかしながら個人消費者を顧客とする同社の事業においては年末商戦を含む下半期こそが需要期であり、よほどのことがなければ下半期が上半期比減収減益となることは考えにくい。 前述のように、同社は売上高の成長に向け、One-To-Oneマーケティングを始めとする各種施策を打ってきているが、これらは想定以上の効果を上げている状況だ。費用の面でも、販管費のコントロールは十分に成されており、期を追って対売上高比率が低下してきている。売上高が伸びればそれに伴って利益もおのずと付いてくると期待される。会社予想に対して上振れになるかどうかよりも、どの程度上振れとなるか、に投資家の焦点は移ってくることになるだろう。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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