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エレマテック Research Memo(8):「付加価値創造」と「真のグローバル化」への取り組みが成長実現の突破口

2017/12/19 12:45 FISCO
*12:45JST エレマテック Research Memo(8):「付加価値創造」と「真のグローバル化」への取り組みが成長実現の突破口 ■中長期の成長戦略 2. 中期成長のための2つの重点施策 前出の6項目の重点施策の中でも特に重要なのは、「高付加価値型ビジネスの強化」と「グローバル展開の推進」の2つだと弊社では考えている。この2つは『エレマテック×』において、「テクニカルソリューション・付加価値創造の取り組み」と「真のグローバル化への取り組み」として重ねて強調されている。 「テクニカルソリューション・付加価値創造の取り組み」はエレマテック<2715>の特長・強みの1つである「企画開発機能」を生かして、顧客に最適なソリューションを提案しようという取り組みだ。顧客に“最適”を提案することが同社にとっては付加価値の創造を意味する。具体的には、顧客のニーズを的確に把握することからスタートし、顧客のエレクトロニクス、メカトロニクス、外装、デザインなど多岐に渡る様々なニーズに対して、国内外約6,100社の仕入先の中から最適な商材を探索し、あるいはニーズに見合う製品を企画・設計・試作を行い、顧客のニーズに合ったソリューションを提案していくというものだ。 「真のグローバル化の取り組み」は、同社の有する海外ネットワーク機能を生かしてグローバル・ダイレクト・アカウント化を推進する取り組みだ。これまでの同社の海外取引は、日系のデバイスメーカーや電子部品メーカーに電子材料等の部材を供給し、そこで作られた部材が海外のアセンブラーや最終製品メーカーに販売されるという間接的なものが中心で、海外企業との直接取引は限定的であった。グローバル・ダイレクト・アカウント化とは、海外の最終製品メーカーに自社アカウントを開設し、直接取引を行うことを意味している。 同社がグローバル・ダイレクト・アカウント化を目指す背景には、同社の直接の顧客である日系エレクトロニクスメーカーの相対的な地位の低下がある。このまま日系メーカーだけを頼っていてはいずれじり貧になるという危機感が、同社にグローバル化に向けた本格的取り組みを決断させたといえる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MH》
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豊田通商傘下のエレクトロニクス商社。基板やシリコン等の電子材料、コネクタやセンサ等の電子部品、機構部品などを取り扱う。得意先は約6000社。自動車領域に注力。高付加価値型ビジネスの強化等に取り組む。 記:2024/09/02