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カドカワ Research Memo(9):海外事業は2021年3月期に売上高200億円を目指す

2017/12/15 15:08 FISCO
*15:08JST カドカワ Research Memo(9):海外事業は2021年3月期に売上高200億円を目指す ■成長戦略 2. 海外事業戦略について カドカワ<9468>は海外で日本のコンテンツの価値が高まるなか、海外事業についても強化していく方針を打ち出している。海外売上高はライセンス売上高を含めて2017年3月期の100億円弱から2021年3月期には2倍増の約200億円に拡大していくことを目指している。現在の海外売上としては海外拠点における書籍やグッズ等の販売収入のほか、出版物のライセンス収入、映像コンテンツのライセンス収入がある。2017年3月期の売上構成比としては、海外拠点販売収入が5割ほど、残りを出版物と映像コンテンツのライセンス収入で二分する格好となっている。 特に、ここ数年はデジタル技術の進展に伴いネットフリックス等の海外動画配信業者からの映像コンテンツの引き合いが活発化しており、海外でのメディアミックス展開が拡大していることが特徴となっている。また、ゲームコンテンツも同様で、グループ子会社が開発したゲームコンテンツをSteamに投入することで売上拡大機会が増えている。 同社では今後もKADOKAWAの高いブランド力と豊富なIPを活用し、現地パートナーとの提携やアライアンスによる生産体制を構築するなどして海外での事業拡大を推進していく戦略だ。特に、中国ではインターネットサービスで最大手のテンセントとの協業によるゲーム事業の拡大が期待される。同社が2010年に中国国有企業と合弁で設立した子会社、広州天聞角川動漫有限公司に、テンセントが2016年9月に資本参加(合弁先から株式の一部を取得、出資比率41%)しており、今後、テンセントの電子配信プラットフォームを通じて、漫画やライトノベルの展開を加速させるほか、ゲームコンテンツやメディアミックス戦略でも協業していくことが見込まれており、今後の動向が注目される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13