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カドカワ Research Memo(8):メディアミックス戦略の推進により、中期的な成長拡大を進める

2017/12/15 15:07 FISCO
*15:07JST カドカワ Research Memo(8):メディアミックス戦略の推進により、中期的な成長拡大を進める ■成長戦略 1.新中期ビジョンについて カドカワ<9468>は2017年3月期の決算発表と同時に発表した新中期ビジョンでは、ネット時代が広がりを見せるなかで、ネットとリアルを融合したメディアミックス戦略を展開しながら事業を拡大していく方針を打ち出した。成長に向けてIP創出の触媒としての機能を果たすだけでなく、IPをメディアミックスによって多重化していくことで価値の最大化を図るとともに、様々なチャネルにおいてユーザー接点を持つことで、収益獲得機会につなげていく。 当面の注目点は、2018年2月に開始するスマートフォン向け新サービスを含むniconicoの新バージョンniconico(く)となる。同社では魅力的なサービスを提供することで、niconico動画サービスの収益再成長を目指している。また、出版事業においては所沢の書籍製造・物流拠点の稼働に向けたテスト生産が順調に進んでおり、2020年の稼働開始以降の収益力強化につながるものと期待される。 新中期ビジョンでは経営数値目標を発表していないが、これは新規Webサービスのインパクトがどの程度が現段階で予測するのが困難であり、不確実性の高い目標値を発表することは好ましくないと判断したためだ。弊社では、1)同社が推進するメディアミックス戦略が着実に収益に結びつき、そのノウハウが蓄積され、各事業セグメントにおいてシナジー効果が発揮されること、2)出版事業においては、ワンカンパニー制による収益力の向上・安定化が進むなかで、2020年の書籍製造・物流拠点稼働によって収益力の向上が一段と進むこと、3)新規Webサービスの投入によって新たな成長ポテンシャルが期待されること——などから、現状は投資費用が先行して低迷する業績も中長期的に見れば着実に成長し、拡大していくものと予想している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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旧KADOKAWAとドワンゴが経営統合。出版・IP創出事業が主力。アニメ・実写映像事業、ゲーム事業、通信制高校の運営等も。中計では28.3期売上高3400億円目標。出版IP数の拡大などに取り組む。 記:2024/06/13