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ティア Research Memo(8):財務体質の強化が進む

2017/12/14 15:07 FISCO
*15:07JST ティア Research Memo(8):財務体質の強化が進む ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 ティア<2485>の2017年9月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比921百万円増加の10,990百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産で現預金が同397百万円増加したほか、固定資産では新規出店に伴い有形固定資産が同585百万円増加した。 一方、負債は前期末比261百万円増加の4,769百万円となった。新規出店費用等を目的として有利子負債が同69百万円増加したほか、未払金や未払法人税等が増加した。また、純資産は同660百万円増加の6,221百万円となった。配当金の支払いで141百万円流出したが、親会社株主に帰属する当期純利益801百万円の計上により利益剰余金が増加した。 経営指標を見ると、収益の拡大に伴い自己資本比率が前期末比1.4ポイント上昇の56.6%、有利子負債比率が同4.0ポイント低下の44.1%となるなど、財務の健全性が年々向上していることがうかがえる。設備投資額は新規出店に伴い前期比179百万円増加の998百万円となったが、営業キャッシュ・フローが同226百万円増加の1,406百万円と投資額を上回るペースで拡大しており、ネットキャッシュ(現預金-有利子負債)についても拡大基調が続いている。ROEが前期比0.6ポイント低下しているが、この要因分析を見ると自己資本の増加に伴い財務レバレッジ(総資産÷自己資本)が前期比0.13低下したことが要因となっている。総資産回転率(売上高÷総資産)は1.05から1.08に、売上当期純利益率は6.7%から7.1%にそれぞれ上昇している。 同社では、中長期的に店舗数を200店舗体制まで拡大していく目標を掲げており、その中でM&Aも経営の選択肢として検討している。このため、当面は財務基盤の強化に注力していく考えであり、設備投資に関しては営業キャッシュ・フローの範囲内で進めていく方針となっている。経営指標としては、自己資本比率で50%以上の水準を目安としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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