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キトー Research Memo(6):中期経営計画の目標は2021年3月期にEBITDAで130億円

2017/12/14 15:05 FISCO
*15:05JST キトー Research Memo(6):中期経営計画の目標は2021年3月期にEBITDAで130億円 ■中期経営計画 キトー<6409>は2016年3月期に終了した中期経営計画に続き、2017年3月期を初年度とする新しい中期経営計画を発表したが、現在もこの計画に沿って経営を推し進めている。 (1) 経営ビジョンと基本方針 経営ビジョンとして「あらゆる市場で最も信頼される巻上げ(反重力)機器メーカーを目指す」を掲げている。(英語では、“To become the most trusted anti-gravity equipment manufacturer in the global market”) 基本方針としては以下の3つを掲げている。 a) 「顧客満足の向上」を第1の基本方針とする。 b) それを実現する「効率的で機能的な組織」を作る。 c) その組織を作る「人」への積極的な投資を行う。 これらの基本方針による「KITO SPIRIT」を原動力として経営目標に向かって推進するが、以下のような2つのフェーズに沿って計画を実行していく計画だ。 (2) 経営目標 今回の経営計画の最大の目的は以下の3つである。 a) 高収益体質への回帰:「量(売上高)」の拡大より「質(利益)」の拡大を目指す。 b) 製品ポートフォリオ拡充による成長:新製品投入と既存製品群の強化による製品ラインアップ拡充。 c) 真のグローバル企業への組織進化。 (3) 経営戦略 同社の強み(シングルブランド、製品・サービスの高い評価と信頼性、日米中でのリーディングポジション)を生かして「事業領域の拡大」と「生産性向上」の戦略を推進する。 a) 製品・サービス領域の拡大 1) 製品ラインアップの拡充 例えば従来の中核ビジネスであるチェーンブロックにロープホイストを加えて横展開し、さらにチェーンやアクセサリーを加えて縦展開を図る。これによって事業領域が平面的に拡大される。 2) 付加価値の向上 既存製品の強化や顧客目線の製品価値追求によって製品価値を向上させる。さらに顧客トレーニングメニューの充実、デリバリーの向上によって顧客サービスを向上させる。 b)事業オペレーションの効率化 1) サプライチェーンの最適化 生産・在庫拠点の分散によるサプライチェーンの最適化を進める。これによってデリバリーの改善、在庫圧縮を図る。 2) 財務体質の改善 投資回収のスピードアップ、運転資本の最適化、キャッシュマネジメントの強化によって、ピアレス買収で悪化した財務体質の改善を図る。 3) “KITO Quality”の確立 グローバル統一品質基準及びグローバル品質保証体制を確立する。 4) “ONE KITO”の実現 グループERPの統合を進め、地域を超えたノウハウを共有する。 (4) 数値目標 また今回の計画の定量的な目標として、当初は2021年3月期にEBITDAで130億円(2016年3月期74億円)を掲げ、シュタールの買収結果次第で変更するとしていたが、シュタールの買収が見送りとなったため、この数値目標に変更はない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《TN》
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搬送機械メーカー。チェーンブロックやロープホイスト等の巻上機からレバーブロックやクレーン等の多様な製品を手掛ける。インフラ需要継続で米州は好調。為替差益を計上。23.3期2Qは2桁の増収、経常増益。 記:2023/01/14