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JBCC HD Research Memo(6):事業構造を変え収益性の高い事業に注力し、グループ経営の最適化を図る

2017/12/11 15:36 FISCO
*15:36JST JBCC HD Research Memo(6):事業構造を変え収益性の高い事業に注力し、グループ経営の最適化を図る ■今後の見通し 1. 2018年3月期通期見通し 2018年3月期(第3四半期)以降も、景気が緩やかに回復していくことが期待されており、JBCCホールディングス<9889>の主な顧客である中堅企業のIT投資についても、さらに改善の傾向が進むと予想される。 この追い風を受け、同社では顧客のデジタルトランスフォーメーションの支援を推進して、成長事業である「WILD7」の強化・拡大を更に進める計画である。第2四半期までは計画どおりだが、2018年3月期の通期業績は固めに見込み、売上高63,000百万円(前期比24.3%減)、営業利益 1,900百万円(同2.4%増)、経常利益1,950百万円(同0.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,250百万円(同1.5%減)と期初計画を据え置いている。 2. 中長期の成長戦略 「Transform2020」では、収益性の高い事業に注力することで、2017年3月期の売上高83,272百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,269百万円を、2021年3月期の売上高60,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,800百万円へと、収益力を強化させグループ経営の最適化を図る。 懸念点としては、「WILD7」の成長に依存する部分が大きいことである。既存ビジネスの落ち込むスピードが同社想定以上に早く、「WILD7」の立ち上がりが遅れた場合に、見込みどおりの業績が得られない可能性がある。成長を支える人材確保、外部企業との連携等により「WILD7」の立ち上げ対策を早めにする計画とのことである。新規事業の創出にも取り組んでおり、「WILD7」に加えてこちらについても早期の実現を図り中期経営計画の確実な達成を目指すとのことである ■株主還元策 2018年3月期の中間配当は期初計画どおり14.00円であった。期末配当も計画どおり14.00円を見込んでいる。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行) 《MH》
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システム開発などの情報ソリューションを手掛けるJBCCを中核とする持株会社。クラウドデータ連携基盤「Qanat Universe」等の製品開発製造も。超高速開発では基幹システム刷新の案件規模が大型化。 記:2024/08/27