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エルテス Research Memo(8):「イベントセキュリティサービス」の本格展開に向けた体制構築に着手

2017/11/24 15:08 FISCO
*15:08JST エルテス Research Memo(8):「イベントセキュリティサービス」の本格展開に向けた体制構築に着手 ■エルテス<3967>の活動実績 1. 日本マイクロソフトとの連携によるAI機能の本格活用 日本マイクロソフト(株)のAI技術を活用したデジタルリスクの検知・解決ソリューションのサービスを開始(2017年11月から)するとともに、ソーシャルメディアのリスク解析事業での連携を進めている。具体的には、大容量データをさらに高速で解析し、高い精度でリスクを検知する技術及びソリューションを提供するため、世界水準の技術を有するマイクロソフトのAI技術であるMicrosoft Azureの機械学習を採用するものである。加えて、視覚・聴覚・声といった人間の自然な認識技術をAPIで提供する「Microsoft Cognitive Services」を実装することで、テロ・犯罪検知事業も展開していく。本件により、判定のオートメーション化による効率化の推進、及びキーワード間の漏れ防止や同義語の検出などサービスクオリティ向上が期待できるとともに、マーケティングや販売活動においても連携を図っていく方針のようだ。 2. インテリジェンス分野の促進 2016年2月期より開始した「リスクインテリジェンスサービス」については、内部脅威への対策ニーズを追い風として、大・中堅企業を中心に順調に立ち上がってきた。また、企業リスクだけでなく、パブリック分野を強化するとともに、デジタル化の反動によって生じる社会問題(後述)の解決などに向けた新規事業を促進するため、元防衛省防衛審議官を取締役に招聘した。 3. 戦略子会社の設立 前述のとおり、2017年8月に戦略子会社2社を設立した。特に、エルテスセキュリティインテリジェンスが手掛ける「イベントセキュティサービス」については、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて需要拡大が予想されており、元警察庁警備局長を代表者に迎えるなど、早い段階での体制構築に取り組んでいる。しばらくは、先行費用が続く見通しであるが、2年後には本格的な業績貢献を開始する計画となっている。なお、さいたまスーパーアリーナにて行われた「マイナビpresents 第25回 東京ガールズコレクション2017 AUTUMN/WINTER」(2017年9月2日開催)において、同社サービスが初めて導入されており、今後もしっかりと提供実績を積み上げていく方針である。一方、デジタルリスク分野のサービス及びテクノロジー拡充を目的とした投資子会社エルテスキャピタルについては、まだ調査段階にあるようだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫) 《NB》
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Webリスクモニタリングや内部脅威検知サービス等のデジタルリスク事業、DX推進事業、警備管制DXシステム等のAIセキュリティ事業を展開。内部脅威検知サービスのID数は大幅増。27.2期売上100億円目標。 記:2024/06/07