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注目銘柄ダイジェスト(前場):日本電産、キヤノン、コマツなど

2017/10/25 11:39 FISCO
*11:39JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日本電産、キヤノン、コマツなど 日本電産<6594>:14875円(+55円) 買い先行。前日に7-9月期の決算を発表、営業利益は436億円で市場予想をやや上回った。通期計画は1650億円から1700億円に、コンセンサスに近い水準まで上方修正している。今期2度目の上方修正となる。年間配当金も90円から95円に引き上げへ。決算数値に大きなインパクトはないものの、「車載および家電・商業・産業用」の営業利益の伸長、利益率の上昇などを評価する動きが先行。本日10 時から決算説明会が予定されている。 キヤノン<7751>:4151円(+56円) 続伸。前日に第3四半期の決算を発表している。10-12月期営業利益は約805億円で前年同期比2倍となり、750億円レベルの市場コンセンサスを上回る着地。あわせて通期計画は3300億円から3500億円に増額、今期3度目の上方修正となる。LBPの回復継続、デジカメの新製品好調、FPD露光装置/OLED蒸着装置の大幅増収などが背景。想定以上の業績改善モメンタム、現タイミングでの増配発表などを評価する動きが優勢に。 コマツ<6301>:3694円(+117円) 大幅反発。米キャタピラーが7-9月期決算を発表、これが好感される形で前日の米国市場では約5%の大幅な上昇となっている。国内建機大手の同社にも業績期待が波及する展開になっているようだ。キャタピラーでは、通期売上高予想を440億ドルに引き上げ、今年3度目の上方修正となる。利益面でも、第3四半期の一部項目を除くEPSは1.95ドルで、市場予想平均の1.25ドルを上回り、通期予想を上方修正している。 住友化<4005>:797円(+42円) 大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は650億円から920億円に、経常利益は750億円から1150億円に上方修正。経常利益はコンセンサスの850億円レベルを大きく上回っている。医薬品、石油化学、エネルギー・機能材料などが計画比上振れのもようで、持分法利益増加や為替差益なども経常利益の押し上げ要因に。通期予想は上半期決算時に上方修正されるとみられている。 栗田工<6370>:3675円(+295円) 大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。上期営業利益は77億円から約102億円に、通期では185億円から210億円へ増額修正。市場予想は上期が90億円強、通期が190億円程度であり、想定以上の上振れとなる形に。電子産業向け水処理装置の売上増加や海外電子産業向けハード工事及び国内一般産業向け工事の収益性改善が主因のもよう。下期は実質据え置きであることから、通期計画はさらなる上振れも期待される状況に。 アイシン精機<7259>:6030円(-170円) 大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も6100円から5000円に引き下げている。また、19年の中国NEV規制が日本の伝統的な部品会社のリスクに対する認識を強めるとして、業界判断も「Cautious」に引き下げ。同社に関しては、EV向けでATは減速機や駆動モータに置き換えられるため、ATでの圧倒的な優位性が低下するとみているようだ。 オートウェーブ<2666>:182円(+0円) もみ合い。カー用品店「オートウェーブ」をチェーン展開しており、前日から間接的なドライブレコーダー関連として短期資金の関心が向かっていたようだ。同様に、オートバックスセブンのフランチャイズ店舗を運営しているバッファロー<3352>などにも物色が向かう。本日から東京モーターショーが開幕することもあり、自動車関連には関心が向かいやすくもなっている。 GFA<8783>:1099円(+150円) ストップ高。不動産売却活動に関する補助業務の受託において、売却完了に伴う成功報酬を受領することになったと発表。受領する報酬による営業収益は、17年3月期営業収益の10%を下回るとしている(報酬金額は非開示)。今第1四半期時点で通期利益予想を上振れる非常に好調な出だしとなっていたこともあり、一段の上振れ期待に繋がっているもよう。なお、18年3月期の第3四半期に計上予定。 日本ユピカ<7891>:1453円(+67円) 大幅反発。上期決算発表と同時に通期予想の上方修正を発表。営業利益は1.99億円と上期計画を上振れて着地。また、連結営業利益見通しは4.05億円から5.90億円に引き上げている。輸送機器用途、メタクリル酸エステル類、エポキシアクリレート樹脂等が好調に推移し、販売数量が予想を上回ったことが背景に。従来予想よりも減益幅が縮小する見込みとなったことが好感されている。 《DM》
関連銘柄 10件
2666 東証スタンダード
131
11/29 15:30
±0(0%)
時価総額 1,893百万円
自動車販売・買取、タイヤ交換、車検などを行う「オートウェーブ」を千葉県で展開。業務スーパーのFCを育成。車関連事業では定期点検の促進図る。24年11月、宮野木店にボディコート専用ブースがオープン予定。 記:2024/10/20
3352 東証スタンダード
1,233
11/29 15:10
±0(0%)
時価総額 2,893百万円
フランチャイジーとしてカー用品店「オートバックス」を埼玉県中心に展開。車検などピット・サービスが主力。焼肉、イタリアンレストランのFCも。29.3期経常利益10億円目標。車検・整備の顧客数拡大などに注力。 記:2024/06/09
4005 東証プライム
362.2
11/29 15:30
-3.3(-0.9%)
時価総額 600,244百万円
大手総合化学メーカー。1913年創業。合成樹脂、アルミナ製品、光学製品、農薬、医療用医薬品等を製造・販売。液浸ArF等で世界シェアトップクラス。アグロ&ライフソリューションなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/07
6301 東証プライム
4,026
11/29 15:30
-51(-1.25%)
時価総額 3,920,563百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6370 東証プライム
5,700
11/29 15:30
-57(-0.99%)
時価総額 662,346百万円
水処理装置最大手。超純水製造装置や装置内で使用する薬品を手掛ける。薬品、電子産業向け装置で国内トップシェア。海外売上高比率が5割弱。電子部門は売上好調。半導体市況堅調で精密洗浄が伸びる。熱伝導率改善も拡大。 記:2024/06/28
6594 東証プライム
2,755
11/29 15:30
-63(-2.24%)
時価総額 3,285,528百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
7259 東証プライム
1,578
11/29 15:30
-21.5(-1.34%)
時価総額 1,276,640百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。駆動ユニット、電動ウォーターポンプ、パワースライドドアで世界シェアトップクラス。トヨタ以外ではステランティス社などが得意先。政策保有株式のゼロ化、グローバル在庫の圧縮図る。 記:2024/09/02
7751 東証プライム
4,868
11/29 15:30
-45(-0.92%)
時価総額 6,492,758百万円
精密機器大手。1937年設立。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上比率は7割超。商業印刷、産業印刷分野はラインアップ強化図る。 記:2024/10/21
7891 JQスタンダード
2,989
7/9 15:00
±0(0%)
時価総額 8,220百万円
樹脂素材メーカー。三菱ガス化学と東洋紡による合弁会社。耐水性・耐薬品性に優れる不飽和ポリエステル樹脂に強み。樹脂材料部門は売上低調。炭素繊維用樹脂等の販売強化を図る。21.3期は2桁営業増益見通し。 記:2020/05/15
8783 東証スタンダード
265
11/29 15:30
+7(2.71%)
時価総額 2,920百万円
ファイナンシャル・アドバイザリーなどの金融サービス事業を展開。サイバーセキュリティ事業、宿泊施設の運営等を行う空間プロデュース事業、運送事業等も。海外の事業パートナー模索、中国等での事業展開強化を図る。 記:2024/07/07