マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/29 20:24:24
9,340,680
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

sMedio Research Memo(3):「デジタル・トランスフォーメーションを加速する」が新しい会社ミッション

2017/10/13 15:13 FISCO
*15:13JST sMedio Research Memo(3):「デジタル・トランスフォーメーションを加速する」が新しい会社ミッション ■事業概要 「デジタル・トランスフォーメーション」とは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させる」ということを意味する。sMedio<3913>では、その実現のためには、AI(人工知能)を活用したIoTプラットフォーム(情報基盤)をベースとしたサービスが提供されることが不可欠であり、AIとIoTプラットフォーム分野への投資をより一層強化していくとしている。 同社が目指す「デジタル・トランスフォーメーション」のイメージは以下のようである。それは、「ライフスタイルを変革するソリューションを追求する」ということであり、従来からの自社保有コア技術(AV処理技術、セキュリティ技術、ワイヤレス技術など)に新たな技術領域を加え、クラウドファーストな付加価値サービス(モノからコトへの付加価値創造へ)を展開していくということである。例えば、AI Cognitive(人工知能によって複雑なデータを処理し、学習、予測するシステム)、Robotics(ロボット工学)、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)、などの領域である。 この「デジタル・トランスフォーメーション」のコンセプトは、2016年8月発表の成長戦略に基づいた重点指針の1つとして取り込んでおり、後述する中長期の成長戦略の具体的施策として既に営業活動を開始している。 従前の技術軸(ワイヤレス接続の技術、セキュリティ関係技術など)ベースの表現から、さらに最終ユーザーとしての一般消費者の目線を意識したわかりやすい表現になっており、個人投資家などからも受け入れられやすいだろう。 以下に、同社グループが展開する製品・ソリューションメニューを紹介する。 1. ワイヤレス・コネクティビティ関連 同社が得意とするメディア処理技術及びワイヤレス・コネクティビティ技術を進化させ、巨大に成長するIoT市場の中で、スマートホーム、スマートオフィス分野に注力している。 (1) ブイログ(VLOG) ネットワークカメラ及び各種センサー類を連携させたプラットフォームを提供する。基本的には法人向け(BtoBtoCを含む)で、プラットフォームを利用したソリューション提供を行う。 (2) IoTゲートウェイ・ソリューション 一般的なインターネットアクセスルーター機能に加え、異なる無線通信規格間の相互接続を可能にする。さらに、リモコンで操作可能なユーザー・インターフェースを備えており、家庭用TVなどに接続することで、画面上で直接IoT機器の状態を確認、操作を行うことが可能となる。 2. セキュリティ&プライバシー関連 ますます重要となるデータやデバイスのセキュリティとプライバシーに対し同社の得意とするセキュリティ技術で最先端のソリューションを提供していく。基本的には、端末機器メーカーや通信事業者などの法人向け(BtoBtoCを含む)である。 (1) JSバックアップ 見た目や使いやすさにこだわったスマートフォン用バックアップツールで、標準バックアップデータ(連絡先、通話履歴など)、メディアデータ(画像など)のバックアップ、リカバリができる。子会社の情報スペースで提供する。 (2) JSバックアップビューア JSバックアップでクラウドストレージにバックアップした写真・動画データを閲覧できるアプリケーションである。 (3) RiskFinder(リスクファインダー) Androidアプリの脆弱性診断Webサービスで、500項目以上のチェックでアプリの脆弱性や問題を検出し、セキュアなアプリ開発をサポートする。子会社のタオソフトウェアが提供する。 3. マルチメディア事業 前記2つの注力する事業領域のほかに、同社が従来から取り扱ってきたマルチメディア関連の事業があり、 Blu-ray、デジタルTV、ネットワークプレイヤーを始めとするソフトウェア開発を行っている。近年は、モバイルアプリやクラウドサービスの分野に活動領域を広げ、先進の技術でワイヤレス・コネクティビティの実現に貢献している。 具体的な提供製品は、「sMedio TV Suite」、「sMedio pConnect!」、「sMedio TrueDVD Streamer」などがある。 4. AI(人工知能)に関する取り組み 同社は得意とするメディア処理技術を生かし、さらにAI技術を応用したコグニティブ・コンピューティング(認知)による情報活用のプラットフォーム開発を新たな事業領域としている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹) 《HN》
関連銘柄 1件
3913 東証グロース
600
9/27 15:00
-10(-1.64%)
時価総額 1,409百万円
組込みブラウザ「Tourbillon」などのテクノロジーライセンス事業が主力。旧社名はsMedio。DXサービス事業、GXサービス事業も展開。テクノロジーライセンス事業は利益率の高いライセンス製品に注力。 記:2024/07/01