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enish Research Memo(4):ファッションレンタルサービスは2017年内の単月黒字化が射程圏内に

2017/10/11 18:06 FISCO
*18:06JST enish Research Memo(4):ファッションレンタルサービスは2017年内の単月黒字化が射程圏内に ■enish<3667>の今後の事業戦略 2. 非ゲーム事業の育成 収益基盤の安定性を高めていくため、非ゲーム事業も育成している。2016年1月よりファッションレンタルサービス「EDIST. CLOSET」を開始したほか、2017年4月より恋活・婚活アプリ「metune」をリリース、また2017年6月には「Yahoo!ゲーム プレイヤー」をリリースした。 (1) 「EDIST.CLOSET」 「EDIST.CLOSET」は月会費を払うことにより、季節に応じた洋服を4アイテムセットでレンタルできるサービスとなる。ターゲットは働く女性や育児を行う主婦層となる。専用サイトではプロのスタイリストによる着回しコーディネートなども確認することができ、新たなファッションの楽しみ方を提案するサービスとなる。サービス料金はトライアルプランで月額8,800円、レギュラープランで月額8,300円、ゴールドプランで月額7,500円、プラチナプランで月額7,300円※となり、洋服はすべてオリジナル商品を提供している。 ※トライアルプランは1ヶ月ごとの契約。レギュラープランは3ヶ月、ゴールドプランは6ヶ月、プラチナプランは12ヶ月ごとの契約。レギュラープラン以上は継続利用で、希望のコーデセットを選べるほか、プレゼントやイベント招待等の各種特典が付いている。クリーニング代、送料含む。 会員数についてはまだ少ないため非開示だが、四半期ごとに着実に伸びている。 人気スタイリストやアパレルとのコラボレーションやインスタグラムを使った認知度向上などの取り組みが奏効しているものと考えられる。会員数が増加してきたこともあり、2017年8月21日より展開した秋冬モデルは商品数を夏の2倍の14セット(14×4着で合計56アイテムを提供)に拡大したほか、従来はフリーサイズのみであったが、複数サイズを取りそろえた。フリーサイズのみではサイズが合わず、退会理由の主因となっていたためだ。現在、秋冬モデルは好調なスタートを切っており、秋冬モデルからの施策は顧客満足度の向上につながっているようだ。秋冬モデルではプロモーションも積極的に展開していく予定にしており、2017年内にも単月ベースで黒字化する見込みとなっており、2018年12月期からは利益貢献するものと予想される。同社では2019年までに会員数(無料会員含む)で10万人を目標としている。 同事業はストック型のビジネスとなるため、収益と費用が比較的読みやすいため、同社の収益基盤の安定化に寄与する事業へと成長することが期待される。なお、競合としては(株)エアークローゼットが運営する「airCloset(エアークローゼット)」と、(株)ストライプインターナショナルが運営する「mechakari(メチャカリ)」がある。いち早くサービスを開始したエアークローゼットが現在、業界トップと見られるが、まだ市場は立ち上がったばかりであり、シェアリングエコノミーが社会に浸透する中で今後の成長余地は大きいと見られる。 (2) 「metune」 2017年4月に提供を開始した恋活・婚活アプリ「metune」については、人気占い師のイヴルルド遙華(いぶるるどはるか)氏監修によるアプリとなっている。婚活アプリでは既に「Omiai」や「Pairs」など競合が多くひしめいていることもあり、立ち上がりは苦戦しているようだ。現在、差別化を図るため機能面などを含めたサービスの見直しを行っている段階にある。 (3) 「Yahoo! ゲーム プレイヤー」 2017年6月にヤフー株式会社が運営する「Yahoo!ゲーム」のスマートフォン向け人気ゲームアプリをWindows®パソコンで楽しむことができるPC用アプリケーション「Yahoo!ゲーム プレイヤー」が提供開始され、その開発を担当している。専用のランチャーソフトをパソコンにインストール・起動することで利用可能となる。2017年7月末時点で同社のタイトルである「12オーディンズ」を含めて5タイトルが利用可能となっている。 「Yahoo!ゲーム プレイヤー」が同社業績に与えるインパクトについては、発注元であるヤフーとの契約上、非開示となっているため現段階では不明だが、今後もタイトル数を増やしていく見通しとなっている。ゲーム開発企業にとってはスマートフォン用ゲームをパソコン上でも利用できるようになるため、収益機会の拡大につながる可能性がある。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MW》
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ゲームアプリの企画・開発・運営等を行う。運営タイトルは「進撃の巨人 Brave Order」、「ぼくのレストラン2」など。ブロックチェーンゲームに参入。効果的な運用等で、既存タイトルの売上は安定水準維持。 記:2024/07/01