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ノムラシステム Research Memo(3):後継製品にリプレイスする2025年まで飛躍の期間に

2017/9/12 15:13 FISCO
*15:13JST ノムラシステム Research Memo(3):後継製品にリプレイスする2025年まで飛躍の期間に ■当面の事業展開 前述したとおり、ノムラシステムコーポレーション<3940>はSAPジャパンとサービスパートナー契約の締結を機にコンサルティング業務へと事業を転換したことが、飛躍のきっかけとなった。ドイツのSAP SEは、全世界130ヶ国以上に支社を持つ、ヨーロッパ最大級のソフトウェア会社。大企業や中堅企業、公的機関など比較的大きな法人向けERP市場において、25業種30万社以上の顧客を擁している。以前は、ユーザーから使いにくいというイメージが持たれていたものの、改善が進んで今では利便性が高いと評価されており、その点からSAP社製品の新規導入およびリプレイス需要が生じているなど、同時にこれは同社にビジネスチャンスをもたらすことになる。 現在の主力である「SAP ERP 6.0」は、2025年にメンテナンス終了予定となっており、今後は後継製品「SAP S/4 HANA」へのリプレイス需要増にいかに対応するかが、事業を展開する上でのポイントになりそうだ。このリプレイス需要増は、同社が目指すプライム案件取り込みのチャンスになる。先行き膨らむと想定されるSAP ERP需要を高収益のプライム案件で獲得し、同社としては中長期的な経営目標として、現状で13%前後の経常利益率を15%以上に引き上げる考えだ。 「SAP HANA」への完全切替えとなる2025年までを、同社が大きく成長する8年として位置付けている。その時点では、「SAP HANA」を土台に、SAP ERPとビッグデータ分析、AI、IoT、クラウドの組み合わせによる競合優位を確立する。そのためには、レベルの高い人材育成、採用が課題となりそうだ。同社は離職率が年間10%以上が当たり前と言われるなか、3~5%にとどまる。そうしたなかで、新卒を育てて戦力化させ、着実にビジネスを成長させる方針だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也) 《HN》
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独SAP社の統合基盤業務システムを軸とするシステム導入コンサルティングを手掛ける。人事ソリューションに強み。RPA・AIコンサル等も。コンサルタント数は順調増。大手製薬会社向けなど各プロジェクトは順調。 記:2024/06/24