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夢展望 Research Memo(1):業務の順回転化で収益回復が加速。RIZAPアパレル事業グループEC戦略もリード
2017/9/6 15:40
FISCO
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*15:40JST 夢展望 Research Memo(1):業務の順回転化で収益回復が加速。RIZAPアパレル事業グループEC戦略もリード ■要約 夢展望<
3185
>は10代後半から30代前半の女性を対象とした、EC特化型レディースファッションの大手企業。テイスト別に4つのオリジナルブランドを展開し、流行の「カワイイ、カッコいい」ものを迅速に商品化し、手軽に買える低価格で提供している点に特長がある。 1. 本格的SPAの開始で収益構造がポジティブ・スパイラルに180度転換 同社は2014年9月期に営業赤字に陥って以来業績不振が続いていた。その原因を一言で言うなら、仕入、販売、顧客管理などの一連のプロセスが悪循環に陥ったことにある。2016年秋冬物から本格的なSPAの開始により状況が一変し、ポジティブ・スパイラルへと転換した。同社はかねてより商品のセンスには定評があり、歯車が一度回り出すと販売が回復するのも早い。2017年3月期下半期は歯車が逆回転から正回転へと切り替わった結果黒字転換を果たした。2018年3月期はギアを上げて収益拡大を加速させるステージに入った。 2. 高度なECのノウハウを生かしてRIZAPアパレルグループのEC戦略をリード 同社は売上高におけるEC比率が91%と、5%ともいわれるアパレル業界平均を大きく上回っている。その高度なECに関するノウハウを生かしてRIZAPグループ<
2928
>各社のEC化率向上をサポートしていく方針だ。同社自身にとっては収益事業としての展開であり、RIZAPグループ全体にとってはECによる収益底上げが期待される。さらに将来的にはグループ外へのECコンサルティングも視野に入れている。ECに関するノウハウの収益化は、新規事業として後述する4つの成長戦略の一角を占めている。 3. 2018年3月期は大幅黒字化の見通し。4つの成長戦略で中長期的収益成長を目指す 2017年3月期下半期の黒字転換に引き続き、2018年3月期は通期で大幅な黒字となる見通しだ。しかしこれは始まりに過ぎない。中長期の持続的成長に向けて同社は、1)既存セグメントの強化による成長、2)SPAの深耕による商品力強化、3)新規事業、4)M&Aの4つの項目に取り組んでいる。それぞれが既に動き出しており、2018年3月期においてもこれら施策の効果が増益要因として織り込まれている。これら成長戦略が軌道に乗ってくれば、売上高についてはオーガニック・グロースとして年率10%~20%成長の継続が、利益面では営業利益率として5%越えが、それぞれ十分視野に入ってくると弊社では考えている。 ■Key Points ・MD改革や本格的SPAの開始などが奏功して、2017年3月期下半期において黒字転換を実現 ・2018年3月期は既存セグメントの収益拡大とM&Aによる負ののれん発生益で、大幅な営業黒字の見通し ・ECコンサルティング・物流支援などのサービス提供を事業化へ。RIZAPアパレル事業グループ内での立ち位置にも注目 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
関連銘柄 2件
2928 札証
RIZAPグループ
232
11/29 15:30
+1(0.43%)
時価総額 138,426百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27
3185 東証グロース
夢展望
123
11/29 15:30
±0(0%)
時価総額 1,863百万円
アパレル事業が主力。ニューリーミー、ディアブルベーゼ、ディアマイラブなどのブランドを展開。ジュエリー事業、トイ事業も。RIZAPグループ傘下。アパレル事業では仕入の適正化等により、収益構造の改善図る。 記:2024/10/03
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