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コスモ・バイオ Research Memo(5):市場伸び悩みや円安環境下でも高付加価値化や事業基盤創出で高収益化目指す

2017/8/24 15:25 FISCO
*15:25JST コスモ・バイオ Research Memo(5):市場伸び悩みや円安環境下でも高付加価値化や事業基盤創出で高収益化目指す ■コスモ・バイオ<3386>の中長期成長戦略 2017年12月期からの取り組みとして、3ヶ年の新中期経営計画(2017年12月期−2019年12月期)を策定した。 ビジョンには「生命科学の研究者に信頼される事業価値を高める」を掲げ、基本施策は既存事業基盤の強化、新たな事業基盤の創出、企業価値の向上の3つとした。 既存事業基盤の強化では、商社機能(情報力、ユニークな製品・サービスを導入する製品力、課題解決型営業の提案力)及びメーカー機能(自社製品・サービスの開発力)を一段と強化する。 新たな事業基盤の創出では、従来とは異なる成長分野を積極的に開拓し、事業基盤の拡張に取り組む。研究用ペプチドの合成及び抗体の受託製造サービス事業を強化、及び今後の更なる事業の強化・拡充を目的とする札幌事業所は2017年10月稼働予定である。 さらに、従来の商社機能と異なる利益率の高い受託サービスの強化を推進する。また、市場での競争力維持・強化、事業拡大やコスト削減の効果を客観的に評価して、資本・業務提携など他企業との協働に備える。 企業価値の向上では、業務効率化のへの取り組み、人事評価制度改革による就業意欲の向上と事業の成長、リスク管理の徹底、CSR活動への積極的な取り組みによって、中期的な企業価値の向上を目指すとしている。 なおCSR活動については、大学等が行う公開講座に協賛する「公開講座応援団」や、米国マサチューセッツ工科大学で毎年行われている「生物ロボットコンテスト(iGEM)」参加日本チームへの支援などを行っている。 市場伸び悩みや円安環境下でも、高付加価値化や新規事業基盤創出などで高収益化を目指す方針だ。再生医療関連の市場拡大も背景として中期的に収益拡大が期待される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展) 《HN》
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研究用試薬、研究用機器、臨床検査薬等を扱う専門商社。メーカー機能も持つ。仕入先は約600社。約1200万品を取り扱う。エンドユーザーは教育機関など。札幌事業所の生産能力強化などで既存事業基盤の強化図る。 記:2024/10/05