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3Dマトリック Research Memo(7):2020年4月期には営業利益で2,034~5,117百万円を目指す

2017/7/20 15:06 FISCO
*15:06JST 3Dマトリック Research Memo(7):2020年4月期には営業利益で2,034~5,117百万円を目指す ■中期経営計画 1. 中期経営計画の概要 スリー・ディー・マトリックス<7777>は毎年、3ヶ年の中期経営計画を発表している。最終年度となる2020年4月期の業績目標値は、事業収益で5,342~7,992百万円、営業利益で2,034~5,117百万円と、1年前に発表した2019年4月期の目標値をほぼ1年先送りした格好となっている。レンジ形式としているのは、ライセンス契約一時金の有無によるものとなっている。止血材の売上高については5,342百万円と大きく伸ばす計画となっており、2020年4月期にはライセンス契約がなくても営業利益で黒字化できる体制を目指している。研究開発費については、優先度の高いテーマに絞り込み、資金調達の状況を見ながら進めていく方針となっている。 2. 2019年4月期の業績前提 2019年4月期の事業収益は1,627~4,380百万円、営業利益は715百万円の損失から2,280百万円の利益を目標としている。止血材の売上高1,627百万円の内訳としては、欧州で1,143百万円、アジア・オセアニアで376百万円、中南米・カナダで107百万円となっている。 欧州では各販売代理店による売上予測値や発注概算量を積み上げ、ターゲット医療施設約250件が期初よりフル稼働し、期末にはこれが375件まで増加する前提となっている。アジア・オセアニア地域については、主にオーストラリアでの販売増加を見込んでいるほか、韓国での製品販売を期央より開始することを前提としている。中南米・カナダ地域については、主にブラジルを中心とした販売増加を見込んでいる。 契約一時金については、米国での止血材の販売ライセンス契約締結に伴う契約一時金で2,202百万円、主に米国での歯槽骨再建材の販売ライセンス契約締結に伴う契約一時金で550百万円を見込んでいる。このうち、止血材の販売ライセンス契約については、現在、欧州市場で契約交渉を行っている候補先企業のうち2社が米国企業であり、これら企業が契約先として決まれば米国市場においても契約がスムーズに進むと考えている。 3. 2020年4月期の業績前提 2020年4月期の事業収益は5,342~7,992百万円、営業利益は2,034~5,117百万円を目標としている。止血材の売上高5,342百万円の内訳としては、欧州で4,302百万円、アジア・オセアニアで833百万円、中南米・カナダで205百万円となっている。 欧州では各販売代理店による売上予測値や発注概算量を積み上げ、ターゲット医療施設約375件が期初よりフル稼働し、期末にはこれが750件まで増加する前提となっている。アジア・オセアニア地域については、主にオーストラリアでの販売増加を見込んでいるほか、韓国での販売も年度を通じで寄与することを見込んでいる。中南米・カナダ地域については、主にブラジルを中心とした販売増加を見込んでいる。 契約一時金については、欧米市場における癒着防止材の販売ライセンス契約締結に伴う契約一時金で2,000百万円、主に日本での外科分野の提携に伴う契約一時金で650百万円を見込んでいる。なお、国内における止血材の製造販売承認が得られれば、販売パートナー先からマイルストーン収益が入ることになるが、時期がまだ流動的なことから今回の計画には織り込んでいない。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《TN》
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自己組織化ペプチド技術を用いた医療製品を開発する。外科領域、組織再生領域、ドラッグ・デリバリー・システム領域で事業展開。消化器内視鏡領域の止血材はドイツで販売好調。24.4期3Qは大幅増収、損益改善。 記:2024/04/16