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ケンコーマヨ Research Memo(1):外食・中食市場の拡大を追い風に過去最高業績の更新続く

2017/7/18 16:54 FISCO
*16:54JST ケンコーマヨ Research Memo(1):外食・中食市場の拡大を追い風に過去最高業績の更新続く ■要約 ケンコーマヨネーズ<2915>は、サラダ・総菜類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品などの製造販売を手掛けている業務用食品メーカー。ロングライフサラダの業界シェアは42.3%で首位、マヨネーズ・ドレッシング類は15.2%で2位、卵焼き類は9.5%で3位に位置する。 1. 2017年3月期は過去最高業績を連続更新 2017年3月の連結業績は、売上高が前期比5.8%増の70,812百万円、経常利益が同17.2%増の4,017百万円と6期連続の増収、3期連続の経常増益となり、売上高は5期連続、経常利益は2期連続で過去最高を更新した。分野別・業態別のメニュー提案活動や製品開発に注力した結果、サラダ類、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ類のすべての商材が増収となった。とりわけ、総菜パン用のタマゴサラダや業務用の小型化戦略によるロングライフサラダがコンビニエンスストア(以下、CVS)向けを中心に大きく伸長した。利益面では、増収効果に加えて工場の生産性が向上したこと、物流費や主要原材料費の低減が進んだことなどが増益要因となり、売上高経常利益率で前期比0.6ポイント上昇の5.7%となった。 2. 2018年3月期も増収増益が続く見通し 2018年3月期の連結業績は、売上高が前期比5.9%増の75,000百万円、経常利益が同2.1%増の4,100百万円と増収増益が続く見通し。ジャガイモ価格の高騰が影響して上期は減益となるものの、引き続き分野別・業態別の対策を進め、中期経営計画最終年度となる今期の当初目標であった売上高75,000百万円、連結経常利益率5%を目指していく考えだ。 3. グループ生産拠点構想により大型投資を実施 同社は2019年3月期以降の成長に向けて、国内4拠点で工場の増築・新設を実施していく予定にしている。タマゴ加工品の生産拠点である静岡富士山工場やロングライフサラダ、ドレッシングの生産拠点である西日本工場の増築を行うほか、フレッシュ総菜の連結子会社で新工場を2拠点新設する。総投資額は150億円強となり、生産能力は年間で100億円強増強される見通しで、2019年3月までにはすべての工場が完成する。このため、2020年3月期以降は売上高の拡大が予想される。一方で、減価償却負担も増加するが、売上拡大に加えて高付加価値商材の開発販売を一層強化していくことで、持続的な収益拡大を目指していく考えだ。 4. 配当性向20%を目安とした安定配当と株主優待を実施 株主還元策としては、連結配当性向20%を目安に安定配当を基本としており、2018年3月期は前期と同様の37.0円(配当性向21.2%)を予定している。また、株主優待では毎年3月末時点の株主に対して、保有株数に応じて自社製品(1,000円または2,500円相当)の贈呈を行っている。 ■Key Points ・ロングライフサラダで業界トップシェア、卵焼き類がシェア拡大中 ・2018年3月期は原材料高騰で上期減益予想だが、下期に盛り返す ・2019年3月期に4つの新工場を稼働、大型投資実行で更なる収益拡大を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MW》
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業務用食品メーカー。マヨネーズやドレッシング、サラダ、総菜、タマゴ加工品の製造、販売等を行う。ロングライフサラダで国内トップシェア。おつまみ惣菜等の商品拡大進める。28.3期売上高1020億円以上目標。 記:2024/06/24