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萩原工業 Research Memo(5):今第2四半期の実績は、利益が期初予想を上回って増加

2017/7/13 17:12 FISCO
*17:12JST 萩原工業 Research Memo(5):今第2四半期の実績は、利益が期初予想を上回って増加 ■業績動向 1. 2017年10月期の第2四半期業績概要 萩原工業<7856>の2017年10月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比2.0%増の11,571百万円、営業利益が同14.8%増の1,533百万円、経常利益が同20.8%増の1,558百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.2%増の1,078百万円となった。期初予想との比較では、売上高がほぼ予想どおりの水準であったが、営業利益が9.6%増、経常利益が10.5%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が12.4%増と利益面で上回った。 事業セグメント別動向は、売上高の4分の3を占める合成樹脂加工製品事業が前年同期比2.6%の減収となったものの、利益は同7.0%増加した。減収要因は、原材料価格の下落を反映した単価ダウンであった。数量増では補えず、円高の影響も受けた。利益では、シート・建築資材関連の利益率改善が減収効果や運賃上昇を吸収した。業績向上の立役者は、機械製品事業になる。売上高が前年同期比18.9%増加し、セグメント利益も同58.4%の大幅増となった。中国向けの電池系特殊スリッターが売れた。東南アジアなど海外の展示会に積極的に参加したことが奏功した。 2. 財務状況と経営指標 (1) 貸借対照表 2017年10月期第2四半期の総資産は26,453百万円と前期末比1,579百万円増加した。流動資産の増加(1,394百万円)が大半を占めた。現預金に加え、受取手形及び売掛金とたな卸資産も増えた。これらは、意図せざる増加ではないので、問題はない。貸方では、流動負債と純資産が、それぞれ662百万円、1,035百万円増加した。 (2) 財務指標 財務の安全性を表す、流動比率は281.0%、自己資本比率が71.8%とともに高い。 2016年10月期のROEが10.6%と10%を突破した。収益性は改善したものの、総資産回転率で表される資産効率は低下気味である。分母の総資産を圧縮するのではなく、積極策の増収により改善を図る。 (3) キャッシュ・フロー計算書 2017年10月期第2四半期末の現金及び現金同等物の残高は5,331百万円と前期末比408百万円増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは1,099百万円のプラスであり、投資活動と財務活動によるキャッシュ・フローのマイナスを上回った。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健) 《HN》
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合成樹脂加工製品メーカー。ブルーシートで国内首位。スリッターなどの機械も。24.10期1Qは価格改定効果で合成樹脂加工品の採算が改善。前期苦戦の機械も上向く。収用補償金特益は剥落。通期二桁営業増益を計画。 記:2024/04/12