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日本ライフL Research Memo(3):メーカー機能と商社機能を併せ持つユニークな事業モデル

2017/6/29 15:43 FISCO
*15:43JST 日本ライフL Research Memo(3):メーカー機能と商社機能を併せ持つユニークな事業モデル ■会社概要 2. 事業概要 医療機器は検査や手術など様々な医療場面で使われ、MRI等の大型機器から注射器までサイズの大小・値段の高低が多岐にわたる。日本の医療機器業界は充実した健康保険制度の下で、世界でも有数の市場となっているが、心臓ペースメーカーなどに代表される、高度な管理が必要とされる医療機器については、日本メーカーが欧米の巨大メーカーに規模で劣後していることや、医療機器という生命に直接関わる製品を扱うことに対する参入障壁の高さから、大半の医療機器を輸入品に依存してきた。とはいえ近年、オリンパス<7733>の消化器内視鏡やテルモ<4543>のカテーテル、シスメックス<6869>の検体検査機器など、日本メーカーのスキルアップによって世界で受け入れられるような医療機器も開発されるようになってきた。 こうした背景の下、日本ライフライン<7575>は心臓ペースメーカーの輸入販売を開始して以来長きにわたって、販売拠点を全国に広げながら海外の先端医療機器を国内へ導入してきた。医療機器の販売には高度な専門知識が求められるが、同社は医師と密にコミュニケーションをとるなかで、専門商社として製品に対する目利きの力を養ってきたといえる。さらに自社製品の開発においても、第一線で活躍する医師とのネットワークを生かし、海外メーカーが行わない、ニーズにきめ細かく対応した製品開発を行っている。また、医療機器の導入には、製品の安全性や有効性を示すデータの取得や行政との折衝などを通じて、薬事承認の取得が必要となるが、同社は長年の導入経験に基づき、薬事部門の体制強化を進めてきた。こうした全国規模での販売体制と充実した薬事体制が、日本に販路を持たない海外メーカーにとって、同社を日本における販売パートナーとして魅力あるものにしている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《NB》
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医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
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時価総額 3,527,845百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24