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RSテクノ Research Memo(15):第1四半期実績からみて今通期予想は控え目

2017/6/26 17:05 FISCO
*17:05JST RSテクノ Research Memo(15):第1四半期実績からみて今通期予想は控え目 ■今後の見通し 2017年12月期通期についてRS Technologies<3445>は、中期経営計画の項で掲げたように、売上高8,556百万円(前年同期比3.3%減)、営業利益1,939百万円(同24.5%増)、経常利益1,825百万円(同25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,177百万円(同35.3%増)と予想している。 前述のように、同社の第1四半期決算が高水準の収益となったため、上半期予想達成に向けて必要とされる第2四半期の業績数値はいびつなものとなっており、上半期については当初予想を上回ってくることは容易に想像される状況だ。 結論から言えば、同社の2017年12月期通期の業績見通しも、同社のこれまでの及び今後予想される事業環境に照らして、かなり控え目であり、上方修正の可能性があるというのが弊社の見方だ。前述のように、ウェーハ事業の事業環境は需給がタイトな状況にあり、今後、需給バランスが悪化する要因は見当たらない状況だ。競合企業の工場が熊本地震の影響で停止していた時期は、同社は需要増加を代替需要によるものと慎重に見ていた。しかし、再稼働後も同社への需要はまったく減少していない現状を踏まえ、同社も現状のタイトな需給バランスが構造的・持続的なものだとの自信を深めているようだ。 今通期の営業利益に関し、第2四半期以降は5月の連休や夏休みなどによる稼働日数の減少や、工場のメンテナンスなども出てくるため、第1四半期の営業利益(733百万円)の4倍とはならないにしても、2,400百万円前後に到達との試算は無理なく可能だと弊社では考えている。 仮に今通期の営業利益が2,400百万円の水準に達すると、同社の中期経営計画の2019年12月期の業績計画を達成したことになる。ここからの上積みの可能性がないかというと、決してそうではない。前述のように、同社は設備能力の本格的増設は織り込んでいないものの、工場のデボトルネックによる生産・出荷数量の増加は予定している。したがって、2017年12月期の利益水準を起点に2019年12月期にかけて、中期経営計画で掲げるように営業利益で約400百万円の上積みをすることは充分可能だと考えている。 同社はでボトルネックによる能力増強の時期や増強幅については未定としている。弊社ではユーザーからの要請により時期が早まる可能性はあるとみている。増強幅についても他社は相対的に余裕がないとみられることから、一気にデボトルネックの余力を使いきってくる可能性があるとみている。仮にそうなれば、同社の生産能力は40万枚/月のレベルに達し、営業利益の水準も30億円台に1段階ステージを上がるとみている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《MW》
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半導体製造工程で使う再生ウエハで世界トップ。新品ウエハの生産も。24.12期は上期低調も下期の回復を想定し、最高業績更新を計画。中計では26.12期に営業益168億円を目指す。次世代電池用の電解液に参入。 記:2024/04/11