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メディシス Research Memo(5):有利子負債が増加するも健全性は維持

2017/6/13 16:05 FISCO
*16:05JST メディシス Research Memo(5):有利子負債が増加するも健全性は維持 ■業績動向 3. 財務状況と経営指標 メディカルシステムネットワーク<4350>の2017年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,890百万円増加の50,737百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が391百万円減少したが、現金及び預金が171百万円、棚卸資産が622百万円それぞれ増加した。固定資産では有形固定資産が土地を中心に993百万円増加したほか、のれんが268百万円増加した。 負債合計は、前期末比1,511百万円増加の40,092百万円となった。有利子負債が2,163百万円増加した一方で、買掛金が381百万円、未払法人税等が652百万円それぞれ減少した。また、純資産に関しては前期末比379百万円増加の10,644百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、利益剰余金が268百万円増加した。 経営指標を見ると、有利子負債の増加により自己資本比率が前期の20.3%から20.1%低下し、有利子負債比率が197.3%から212.5%に上昇した。2018年3月期においても「ウィステリア南1条」の建物の建築費用のほか、調剤薬局事業でM&A費用が掛かること等により、有利子負債の水準は若干積み上がる可能性がある。ただ、超低金利が続く見通しであり、営業キャッシュフローの状況等も考えれば問題のない水準であると判断される。中期的には収益が拡大に転じる見通しであり、財務体質も緩やかに改善していくものと予想される。収益性について見ると、2017年3月期は営業利益率で前期の4.3%から2.4%、ROEで21.9%から5.7%と大きく低下した。ただ、2018年3月期以降は収益性も回復する見込みとなっており、ROEでは10%程度の水準まで戻ることが予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《HN》
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なの花薬局の運営、薬局等の経営支援、医薬品の製造・販売等を行う地域薬局ネットワーク事業が柱。賃貸・設備関連事業、給食事業等も手掛ける。医薬品ネットワーク部門ではサービス拡充で新規加盟店の獲得を図る。 記:2024/08/05