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サンワテクノス Research Memo(8):顧客の国際調達のコスト削減に寄与。取扱高は順調に拡大中
2017/6/9 9:07
FISCO
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*09:07JST サンワテクノス Research Memo(8):顧客の国際調達のコスト削減に寄与。取扱高は順調に拡大中 ■中期の成長戦略 3. グローバルSCMソリューションの概要と進捗状況 グローバルSCMソリューション事業は、前中期経営計画『JUMP 1200』で準備を進めた後、今中期経営計画から正式にスタートした事業だ。事業の目的は、サンワテクノス<
8137
>の13の海外現地法人(世界25拠点)がそれぞれ保有する物流倉庫やロジスティクスのノウハウを生かして顧客に有料でサービスし、収益を上げるとともに商機拡大につなげようというものだ。具体的な在り方としては様々なものが考えられるが、典型的な例としては、ある顧客からの注文に応じて商品を配送する際、注文を受けた商品に加えて、顧客が同時に必要としているものを、同社のカタログ品/非カタログ品を問わず、一緒に配送するというケースが挙げられる。同社は各商品についてマージンを得て、あくまで収益事業としてこの事業を運営していく方針だ。 2017年3月期の実績としては売上高として40億円レベルに達し、順調な進捗を見せている。このサービスの存在が同社の大口取引先である安川電機やオムロン<
6645
>などに認知されるようになって、取扱高の拡大に弾みがついたもようだ。同社ではグローバルSCMソリューション事業の2018年3月期の売上高を65億円、2019年3月期の売上高を77億円と計画しており、2020年3月期には100億円の大台に乗せたいとしている。 弊社ではグローバルSCMソリューション事業もまた、エンジニアリング事業同様、アウトソーシングニーズの受け皿として、今後も順調に拡大していくとみている。一方課題としては、収益の確保があると考えている。この事業は調達代行サービス的な要素が多分にあるため、“サービス”に終始していては利益がついてこない。同社独自の付加価値を乗せた“ソリューション”が提供できて初めて真の収益事業となってくる。今後の推移を見守りたい。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
関連銘柄 2件
6645 東証プライム
オムロン
4,766
11/29 15:30
-61(-1.26%)
時価総額 982,964百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
8137 東証プライム
サンワテクノス
2,171
11/29 15:30
+6(0.28%)
時価総額 34,832百万円
電機・電子・機械分野で事業展開する独立系商社。小型モータやコネクターなど電子部門の売上比率が高い。仕入先は約2000社、顧客は約3100社。配当性向25~35%目標。高付加価値の新商品の開発、拡販進める。 記:2024/06/18
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