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マルコ Research Memo(2):日本初の体型補整下着を製造販売した、業界のリーディングカンパニー

2017/6/1 15:40 FISCO
*15:40JST マルコ Research Memo(2):日本初の体型補整下着を製造販売した、業界のリーディングカンパニー ■会社概要 マルコ<9980>は1978年、繊維製品の製造・販売を目的に奈良県橿原市に設立された。同社は製造工場を持たない、いわゆるファブレスメーカーで、外部の縫製工場に生産を委託している。 設立からしばらくは同社製品を扱う小売店に対して製品を卸売していた。1990年代に入ると製造外注先企業との取引を信光産業(株)より承継し、独自の製品企画による製造体制を確立した。また販売面でも、それまでの卸売先企業から店舗の営業譲渡を受け、製造・卸売事業から直営店における製造・小売販売へと移行した。以後は直営店を次第に拡充し、2017年3月末現在は215店舗を運営している。 同社は1998年にボディケア化粧品の販売を、2007年に健康食品の販売をそれぞれ開始した。これらの商品群は体型補整下着の着用をサポートするという位置づけで、商品ラインアップを厳選して事業を展開してきた。販売に関しては商品特性に合わせて通信販売も早期から採用している。 情報開示上は、主力の体型補整下着の「製品」セグメントと、化粧品・健康食品の「商品」セグメントの2つに大別されている。2017年3月期実績ベースでは製品セグメントが82.0%、商品セグメントが18.0%という売上構成比となっている。 経営・資本体制の面では、2008年に創業者が亡くなったのを機に創業者の株式を伊藤忠商事<8001>に譲渡し、2013年に代表取締役社長に伊藤忠商事出身の朝倉英文(あさくらひでふみ)氏が就任した。その後、朝倉氏のもとで中国への進出や、国内ではシニア向け店舗の出店など、経営のテコ入れを図ったものの売上高の漸減傾向が続いていた。そうしたなか、2016年7月にRIZAPグループ<2928>が同社の第三者割当増資を引き受けて子会社化した。2017年4月には朝倉氏が代表取締役会長に、RIZAPグループ取締役の岩本眞二(いわもとしんじ)氏が代表取締役社長にそれぞれ就任し、成長に向けた各種施策の取り組みをスタートさせている。 株式市場には1994年7月に日本証券業協会に株式を店頭登録し公開したのち、1996年6月に大阪証券取引所第2部に上場した。その後市場統合により2013年7月に東京証券取引所第2部に移行して現在に至っている。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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