株～企業情報・おすすめ銘柄

*12:07JST 注目銘柄ダイジェスト（前場）：ブリヂス、日立造、カヤックなど アーレスティ<5852>：1237円（+103円） 急伸。17年3月期の営業利益は前期比28.4％増の69.12億円で着地し、4月25日に修正した予想（68億円）を若干上振れた。また、18年3月期の営業利益見通しは前期比1.3％増の70.00億円とし、コンセンサス（71億円程度）に沿った内容が買い安心感に繋がっているようだ。さらに、今期配当計画も前期の20円から6円増額した年間26円としたこともポジティブサプライズとなっている。 宇部興<4208>：278円（+15円） 大幅続伸。17年3月期の通期決算を発表。営業利益は前期比15.6％減の349億円で、従来予想（330億円）を上振れて着地。18年3月期の通期営業利益見通しは同14.4％増の400億円との見通しも好感されているようだ。また、上限2800万株（発行済株式総数（自己株式を除く）に対する割合2.6％）の自社株買いの実施も支援材料となっている。 KLab<3656>：1085円（+150円） ストップ高。17年12月期の第1四半期の営業損益が9.35億円の黒字となり、前期の0.70億円の赤字からの転換が材料視されている。「ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル」及び「BLEACH Brave Souls」が業績に寄与したようだ。なお、足元で「キャプテン翼 ～たたかえドリームチーム～」の事前登録受付を開始した他、「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」なども引き続き期待材料に。 ブリヂス<5108>：4769円（-35円） 売り優勢。17年12月期の第1四半期の営業利益は前年同期比5.0％減の1030億円。原材料等が高騰した影響が190億円、為替変動の影響が60億円の押し下げ要因となった。減益だが、為替変動の影響を除けば前年同期並みを確保した格好。コンセンサス（910億円程度）を上振れる着地はポジティブだが、業績期待を背景に株価は足元で大きく上昇していたことから、決算を受けて短期的に利食いが優勢となっているようだ。 日立造<7004>：579円（-80円） 急落。17年3月期の営業利益は前期比1.1％減の149億円で、同5.9％増の従来予想（160億円）から一転しての減益着地がネガティブサプライズ。環境・プラント事業における、カタール向け海水淡水化工事、欧州子会社Inova社の英国案件の工事遅れによる損益悪化が下振れの主因のようだ。また、今期の営業利益見通しが同16.4％減の125億円で、一部市場予想（180億円程度）を下振れたことも売り要因となっている。 シャープ<6753>：420円（+16円） 大幅続伸。一部メディアが、7月にも東京証券取引所に市場第2部から第1部への変更を申請すると報じたことが材料視されている。債務超過に陥り、16年8月1日付で東証2部に降格していたが、東証の審査を経て、早ければ年内の復帰を目指すもよう。同社は鴻海精密工業グループの傘下で17年3月期は3年ぶりに経常黒字（624億円）を確保している。 カヤック<3904>：1362円（+140円） 大幅反発。17年1-3月期（第1四半期）決算を発表している。売上高は前年同期比24.9％増の14.27億円、営業利益は同2.7倍の3.37億円と大幅な増収増益で着地した。17年12月期の通期業績については営業利益で前期比24.4％増の8.00億円とする従来予想を据え置いているが、第1四半期時点の進捗率は約42％に上る。ソーシャルゲーム「ぼくらの甲子園！ポケット」などが順調に推移しているという。 マルマエ<6264>：928円（+50円） 急反発。17年8月期の通期業績予想を上方修正している。営業利益見通しは4.94億円から6.80億円（前期は4.88億円）へと引き上げた。従来予想より増益幅が拡大する。半導体分野とFPD（フラットパネルディスプレイ）分野において当初想定以上の受注が得られる見込みとなった。 エン・ジャパン<4849>：2808円（+203円） 年初来高値更新。17年3月期決算を発表している。営業利益は前期比34.0％増の68.56億円となり、おおむね従来予想（68.00億円）に沿って着地した。期末配当は従来予想の1株当たり23.30円から27.60円に増額している。18年3月期については営業利益で前期比12.3％増の77.00億円との見通しを示しており、期末配当は同6.20円増の33.80円を予定している。また、新中期経営計画では20年3月期に営業利益110億円などを目指す。 《WA》