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学研HD Research Memo(1):医療福祉分野を成長ドライバーとして展開

2017/5/10 16:16 FISCO
*16:16JST 学研HD Research Memo(1):医療福祉分野を成長ドライバーとして展開 ■要約 学研ホールディングス<9470>は、学研教室や進学塾の経営、児童書や学習参考書などの出版、幼稚園・保育園・学校向けの教材や備品の販売等を幅広く行う教育・出版大手である。さらに近年では、サービス付き高齢者向け住宅や子育て支援施設の運営などにも注力している。前期(2016年9月期)末現在、同社グループは同社及び子会社45社(うち連結子会社37社)、関連会社4社で構成されている。 1. 2016年9月期実績 前期(2016年9月期)決算は、売上高99,049百万円(前期比3.2%増)、営業利益2,732百万円(同70.8%増)、経常利益2,922百万円(同67.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,368百万円(同416.1%増)であった。前々期に赤字を計上していた出版事業の採算が大きく改善し、営業利益以下が大幅増益となった結果、2014年11月に発表していた中期経営計画「Gakken 2016」(売上高960億円、営業利益26億円)の目標は達成された。 2. 2017年9月期見通し 進行中の2017年9月期は売上高103,000百万円(前期比4.0%増)、営業利益2,900百万円(同6.1%増)、経常利益3,000百万円(同2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,600百万円(同16.9%増)との予想である。 2017年9月期第1四半期決算は、売上高23,193百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益128百万円(同15.9%増)、経常利益216百万円(同24.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益295百万円(前年同期は53百万円の損失)であった。 3. 新中期経営計画「Gakken2018」を発表 前回の中期経営計画「Gakken2016」に続き、2017年9月期を起点とした新中期経営計画「Gakken2018」が発表されている。2018年9月期には売上高1,100億円、営業利益35億円という数値目標を掲げている。会社は教育分野でのブランド再構築による更なる成長と収益基盤の盤石化、医療福祉分野での事業拡大と収益力の向上などによってこの目標を達成する計画だ。 ■Key Points ・教育・出版の老舗企業、高い知名度を生かして医療福祉分野へも事業拡大 ・2017年9月期は教育分野での投資などにより緩やかな増益予想 ・新中期経営計画で2018年9月期売上高1,100億円、営業利益35億円を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《TN》
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時価総額 45,258百万円
教室・塾事業や出版コンテンツ事業等の教育分野、高齢者住宅事業や認知症グループホーム事業等の医療福祉分野が柱。市進ホールディングス等を傘下に持つ。高齢者住宅事業は入居率が高水準維持。不採算事業を見直し。 記:2024/10/07