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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:長期的スパンで投資していきたい、CYBERDYNEを深掘り特集

2017/4/21 9:01 FISCO
*09:01JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:長期的スパンで投資していきたい、CYBERDYNEを深掘り特集 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2017年4月17日8時に執筆 作業用や介護用の作業支援用ロボットスーツを開発・販売(レンタル)するのが筑波大学発のロボットベンチャー企業、CYBERDYNE<7779>。 本日は、長期的な成長を改めて期待していきたいCYBERDYNE<7779>を深掘り特集していきたいと思います。 ■CYBERDYNE<7779>の会社情報 ▽CYBERDYNE<7779>とは? CYBERDYNE<7779>は、2004年に筑波大学教授の山海嘉之氏が創業。身体機能の改善や補助を支援するロボットスーツ、HALを開発するロボットベンチャー企業となります。 主力商品のHALは、 ・介護現場:入浴介助などは重労働作業で、腰を痛める介助者も非常に多い状況ですが、HALを着用することにより介助作業の動作を補助。 ・医療現場:HALを着用することによるリハビリ支援 ・作業現場:建設現場や倉庫、港湾などで重い荷物や機材を運ぶ際に、HALを着用することにより重作業負担を軽減。 と言うように、様々な分野で利用・実証実験が行われているロボットパワースーツとなります。 HALは工学や神経学等を応用し、着用した人間の意思通りの動きを強力にサポートするロボットスーツです。2013年には欧州でロボット治療機として世界で初めて認証(CEマーキング)を取得。ドイツでは公的労災保険の適用も受けており、国内でも医療機器としての展開を開始しています。 ▽CYBERDYNE<7779>の企業情報 市場:東証1部 貸借:信用銘柄 業種:精密機器 連結事業:ロボット関連100【海外】7 本社所在地:〒305-0818 茨城県つくば市学園南2-2-1 上場年月日:2014年3月26日 ■CYBERDYNE<7779>の株主配当と株主優待情報 決算:3月末日 権利確定月:3月末日 単元株数:100株 対象株主:※株主優待制度、株主配当は無し 優待内容:無し 所有株式数    優待内容 -         無し 配当金:無し 上場以来、赤字が続いていることもあり株主配当や株主優待制度は無し。インカムゲイン目線の投資家にとっては、現時点では魅力が薄い銘柄と言えますね。 ■CYBERDYNE<7779>の株価分析 CYBERDYNE<7779>の現在株価は1,504円(2017年4月14日終値)となっています。 ▽日足で考えるCYBERDYNE<7779>の短期売買シナリオ 日足チャートを見てみると、 ・2017年2月24日の高値1,829円 ・2017年3月29日の高値1,671円 を結んだラインが上値抵抗線として機能している右肩下がりのチャートとなっています。 当面の下値目処としては、 ・心理的節目の1,500円 ・2016年11月9日の安値1,281円 近辺が意識されそうです。 短期売買の視点から考えると、一目均衡表の雲を下抜けしていることに加え、チャート形状も軟調。下値不安があることからも、積極的に買い向かう場面ではないと判断しています。 短期売買エントリーポイント:無し ▽週足で考えるCYBERDYNE<7779>の中長期売買シナリオ 週足チャートを見てみると、 ・2016年5月30日の週の高値2,629円 ・2017年2月20日の週の高値1,829円 を結んだラインが上値抵抗線として機能している右肩下がりのチャートとなっています。 日足チャート同様に、右肩下がりの持ち合い状態を形成していると言えますね。 2016年8月には、アメリカの空売りファンドであるシトロン・リサーチが、『CYBERDYNE<7779>の株価は割高である』としたレポートを発表。これにより、CYBERDYNE<7779>の株価は25%も下落した経緯があります。痛手を被った個人投資家の方も多かったのではないでしょうか? CYBERDYNE<7779>が展開するロボットスーツHALの可能性は非常に大きく、特に高齢化社会が加速する日本にとっては、労働力の確保という面からも様々な分野での活用が見込まれます。 また、介護用・医療用としての可能性も非常に大きく、個人的にもその将来性を買っている銘柄の一つとなります。 上場来(創業来)続いた赤字も、公的保険適用により18年度は本格的に業績に貢献すると予測され、18年3月期には黒字転換予定。加えて作業用ロボットスーツの稼働現場も積極的に開拓することにより、長期的な視点で考えればそのポテンシャルは大きいと判断しています。 1年以上の長期的スパンで投資していくことを想定すれば、株価が1,200円台前半に押した所を待って買い下がっていく戦略もありではないでしょうか。 中長期売買エントリーポイント:1,200円台前半からの買い下がり。 ■CYBERDYNE<7779>のネットネット指数 割安な銘柄を探し出す指数として使わるれこともあるネットネット指数。 CYBERDYNE<7779>のネットネット指数は、 29.08(2017年4月14日終値で計算) となっています。 当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株の深掘り、個別銘柄の考察、世界経済の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。チャート画像付きでの解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けるかもしれません。 「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思います。 ---- 執筆者名:元・社長 ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏 《KS》
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時価総額 41,093百万円
世界初の装着型サイボーグ「HAL」が主力製品。筑波大学発のベンチャーとして2004年に設立。茨城県つくば市に本社。清掃ロボット、搬送ロボット等も。HAL腰タイプ介護・自立支援用は990台超が稼働中。 記:2024/09/02