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RIZAPーG Research Memo(4):2017年3月期第3四半期は大幅増収増益。全セグメントが黒字化

2017/4/5 15:03 FISCO
*15:03JST RIZAPーG Research Memo(4):2017年3月期第3四半期は大幅増収増益。全セグメントが黒字化 ■業績動向 1. 2017年3月期第3四半期決算の概要 RIZAPグループ<2928>の2017年3月期第3四半期は売上収益65,726百万円(前年同期比69.9%増)、営業利益8,001百万円(同173.1%増)、税引前利益7,557百万円(同180.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益5,081百万円(同206.2%増)と大幅増収増益で着地した。 2017年3月期第3四半期決算を一言で言うならば、極めて順調な決算だったということだ。ポイントは、1)4期連続増収増益を達成、2)全セグメントの黒字化、3)M&Aの加速と財務健全性の両立、の3点だ。通期予想に対する進捗率は、売上収益こそ65.7%にとどまったが、営業利益は78.8%、親会社の所有者に帰属する当期利益は84.7%など、各利益項目の進捗率は非常に高いものとなった。 セグメント別は以下のとおりだ。 美容・健康関連事業は売上収益27,164百万円(前年同期比27.9%増)、営業利益5,808百万円(同35.1%増)となった。主力のRIZAP事業は累計会員数が70,000人を超え、月間2,000人の会員増加のペースが継続している。紹介入会者比率の一段の向上やリピート率の向上で収益性はさらに高まったとみられる。マルコは新規顧客獲得と顧客単価上昇に取り組んでおり、2018年3月期以降の収益貢献に向けて着実に準備が進んでいる。通販の健康コーポレーションは広告宣伝の先行投資のほか、定期購入客の継続率向上に取り組んだ。 アパレル関連事業は売上収益8,941百万円(前年同期比29.4%増)、営業利益220百万円(前年同期は362百万円の損失)となった。マタニティ関連を扱うエンジェリーベ、婦人服・紳士服を扱うアンティローザが堅調に推移したほか、婦人服の馬里邑、夢展望は経営改革を進め、第3四半期単独期間では黒字転換を果たした。2017年3月期第1四半期にグループ入りした三鈴も経営改革をスタートさせ、第3四半期単独期間では増益を達成した。 住関連ライフスタイル事業は売上収益21,306百万円(前年同期比350.0%増)、営業利益979百万円(前年同期は70百万円の利益。13.8倍)となった。イデアインターナショナルはホットプレート等のキッチン家電やトラベル用品が引き続き順調に販売を伸ばした。注文住宅のタツミプランニングはデザイン力を武器に順調に業績を伸ばした。雑貨チェーンのパスポートは2016年5月にグループ入りした後、業績回復に向け不採算店舗の整理やグループシナジーの追求等に取り組んでいる。 エンターテイメント事業は売上収益8,929百万円(前年同期比41.3%増)、営業利益1,853百万円(前年同期は647百万円の損失)となった。SDエンターテイメントはシネマの好調や子会社事業の拡大といったプラス面はあったが、第3四半期に天候要因からボウリング事業が大きく減収となり利益が伸び悩んだ。2016年4月にグループ入りした出版の日本文芸社は、『女子のライザップ』を出版するなど、メディア戦略としてのシナジー拡大に取り組んだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《TN》
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時価総額 137,386百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27